白峰三山　ぷらす　One

北岳山頂からのご来光

最後の１座

夕方５時頃から寝入ったにも関わらず　明け方　まだ　疲れが取りきれない。　しかも　今朝は　ガスに霞んで　大好きなサンライズショーも期待できそうにない　(>_<) 昨日の　萎えた気分を引きずり、朝から元気も食欲も無い。　小太郎山を断念しようかと　何度も思う。 　「まぁ〜　どうせ　下山するんやから　小太郎山分岐で考えれば良いじゃん！？」 そう　自分に言い聞かせ、　食欲ないのを　無理して　餅入り味噌汁の　簡易　雑煮を食べ、テント撤収

小太郎山分岐に着いても　周囲はガスに覆われ、ほとんど展望なし。　ルーファンに不安もあり、「止めようか？」って　気持ちが強くなる。 それでも　こんな　ショボイ１本ピン残したら、　この１本ピンだけのために　また　来なアカン　って　思い直す。 気力を振り絞り、小太郎山方面の尾根道を確認。 テントやシュラフ、その他不要な重量物を大型スタッフバックに入れ、ハイマツの茂みに隠す。 これで　随分　荷が軽くなった。

平日の早朝で　ガスガス・・・・・

こんな　超マイナーな　小太郎尾根　歩く奴なんて　オラン

道迷い　とか　滑落とかで骨折や捻挫しても　誰も通りかかることもない

急がず、焦らず　とにかく　慎重に慎重に

そう　自分に言い聞かせて　ゆっくり進む

いくつも　嫌らしい　ガレ場や　岩場　細尾根を　やり過ごす

小太郎分岐から　ぴったし　１時間で　小太郎山に到着 相変わらず　ガスで　何も見えヘンし　(>_<) ＲＩＮちゃん　得意の　「自分撮り」

無事に　小太郎分岐に戻るころには　少しガスが晴れ 鳳凰三山や　まだ　未踏の高嶺が真向かいに出現

小太郎分岐からの下山ルートは右俣コースを経て大樺沢を下る　ルートと　白根御池小屋を経る　樹林帯コース

一昨日の登りの際に　間違えて　白根御池小屋コースを登った教訓を活かせば、　当然　下山ルートは　大樺沢コースとなる

・・・・・　ハズが、　何故か　「白根御池小屋で　美味いモン　喰いたい！」って　衝動で　白根御池小屋コースへ行ってしまう。

途中で　どう考えても　大樺沢コースの方が　CT が短いことにき気づき　ショックを受ける

白根御池小屋コースを　往復とも利用する奴って　滅多にオランで！！　　って　自嘲

白根御池小屋へ　到着ぅ〜 さぁ〜て　さぁ〜って　　何　喰おうかなぁ〜 やっぱ　登りの際に　皆が美味しそうに食べてた　ソフトクリームかなぁ〜 カレーかなぁ〜　　そう云えば　真夏のアルプス下山後の　冷たい麺って　美味いよなぁ〜 　わさび平のソーメン　とか・・・・・ 　槍平小屋の冷やしウドン　とか・・・・・・ よっしゃぁ〜　「冷やしメカブうどん」　に　決定 暑いときには　つるつるぅ〜　が　一番！！ あぁ〜　生き返った　！！

草すべり　は　高山植物がいっぱい

ミヤマハナシノブ	シモツケソウ	タカネグンナイフウロ	ミソガワソウ

ミヤマキンポウゲ	シナノキンバイ	ウサギギク

広河原からのバスの時間を気にしながら　早めに下山したら　11時前には　広河原山荘に下山

まだ　バスの時間まで１時間半以上もある

野呂川で半裸になって　臭い体を拭いて　服でも着替えるか・・・・・

なんて、ワイルドなこと考えてたら、広河原山荘に　「コインシャワーあります」の　文字

ワイルドから　お洒落（？）に　プラン変更

シャワー浴びて　サッパリ

バス停に着くと　定刻 12:30の１時間前に臨時便が出るという

ドンピシャ　飛び乗り、　北沢峠へ

北沢峠からも臨時便に乗り継ぎ　予定より１時間　早くに仙流荘に到着

ピッケル君のアウトドア