白峰三山 ぷらす One

北岳山頂からのご来光

山行日 2013年8月3日(土)〜5日(月)
同行者 単独
山のデータ 北岳: 3,193 m
中白根山: 3,055 m
間ノ岳: 3,189.3 m
西農鳥岳: 3,050 m
小太郎山: 2,725.1 m


スプリットピンを倒しに

海の日の3連休 鳥倉林道から入って、塩見岳⇒蝙蝠岳〜仙塩尾根南部縦走〜白峰三山〜小太郎山 なんちゅう フルコース的メニューを企てたが、天候不順のため仙塩尾根南部縦走だけの不完全燃焼だった。

北側に 小太郎山・北岳・間ノ岳・西農鳥岳の4本、 南側に蝙蝠岳の1本  ちょうど ボウリングの1、2、4、7番ピンと10番ピンを残したような 大スプリット状態。
ちょっと1投で 全てを倒すのは困難なので、まずは北側に残った4本ピンから・・・・・・

昨日は クソ出張で名古屋南部の隠れ家を出発できたのは11時過ぎ、仙流荘前の駐車場到着は午前2時l頃だったと思う。

6時発の始発に乗るつもりで寝ていたら 「臨時便」が出るとのアナウンスに 慌てて起きだした。

本日5台目だと云う 5:30発の便に無事 乗車。

早い便に乗ったところで、北沢峠から広河原行きのバスは臨時便も無く、うすら寒い北沢峠で1時間のバス待ち。

北沢峠から広河原へバスを乗り継ぐ登山者は 相当 少ないらしく、バス停に並んでいるのは10〜20名程度。

結局、北沢峠 7:25 発の定期便に乗り、 7:50 ようやく広河原に到着した。
ちゃっちゃと 広河原橋を渡り、広河原山荘へ。

ここで、本日のコースを思案。

白根御池経由で、肩の小屋泊まりとするか? 左俣コースで北岳山荘泊まりとするか?

『1泊目は北岳山荘、明日は肩の小屋』 心の中で そう決定して 歩を進める。 

ふっと 気づくと 樹林に囲まれ 薄暗い林道を ぜぇぜぇ はぁはぁ〜 登っていた

どう 考えても 大樺沢とは趣が異なる

「あぁ〜 やっちまった!」  「道間違えたな こりゃぁ〜!!」

下山してくる登山者に聞くと白根御池小屋から降りてきたと云う

「いずれのテン場も 今日は混むから 早めに行った方が良いですよ!」 って云う 広河原山荘の にぃ〜ちゃんの言葉が頭にこびりつき・・・・・

焦って ガンガン ぶっ飛ばしたので、白根御池分岐で 御池小屋方面の登山道に入り込んだらしい

「えぇ〜い 面倒や!」  「このまま 御池小屋までばく進じゃぁ〜!」

これで、本日のお宿は自動的に 「肩の小屋」に決まってしまった

しかも CTをよく見ると 「肩の小屋」に行くにしても 大樺沢コースの方が1時間も短い

「うぅ〜  この遅れ 絶対 取り戻したんねん!!」

焦りの相乗効果で ますます ガムシャラに ペースを上げた



ガンガンにぶっ飛ばしたお蔭で、広河原から 2:10で白根御池に到着

「どや! 参ったか!?」 独り くだらない満足感に浸る

御池小屋で、多くの人達が手に持っていた ソフトクリームが むちゃ美味そうやった

ミヤマハナシノブっちゅう お花にも初めてお目にかかり 大満足
白根御池からの登りは、通称 「草すべり」。

この急登もハンパ無い。

ここも ドンドン 飛ばすが4〜5人のグループが多く 追い抜くのに 体力を使う
例によって ほとんど休みを取らず、御池小屋から2時間ちょうどで 小太郎山分岐へ。

明後日には、この小太郎尾根を歩くので 分岐点をチェック。

生憎 ガスに覆われているが、小太郎山へと続く 二重稜線にそそられる。 さらに視線の先には、ガスの中、甲斐駒がのぞいている。
肩の小屋へと続く、魅力的な稜線。

こんな尾根歩き、 いつも スキップで走れそうな気分になるが、実際には 重いテン泊装備で ぜぇぜぇ・・・・・

ガスの中、雷鳥親子が登場。

誰かが 
「自分の立ち位置、判ってんなぁ〜!」って 云ってたけど 全くその通り。

むっちゃ 絵になる
「今日あたり、テン場も満員だから・・・・」 なんちゅう 広河原小屋の にぃ〜ちゃん の言葉を真に受けて、休みも取らず 肩の小屋まで来たものの、 比較的 テン場は 空いていた。

そらぁ〜 まだ 12:30だもんな?

ここのテン場のベストスポットは、風裏となる東側のひな壇状のスペース。

小屋からは 最も遠いが、ひな壇の最上階となるベストスポットに ちょうど ぴったりのスペースを確保。

900円 と チトお高い 生ビールで祝杯。

昨夜の寝不足と 一気に 3,000M付近まで登って来たので、かなり重度の高度障害。

生ビールで ほろ酔い気分で、2時間ほど 午睡。
昼寝の後は、早めの夕食。

久しぶりの ソールレオーネの ドライパスタ。
高度障害で 食欲イマイチではあるが、頑張って完食

辺りは ガスに覆われているので、付近を散策する気にもなれず テントで ゴロゴロしていると、アチコチから 歓声が沸き、周囲が やけに賑わいだした

どうやら ブロッケン現象が出現しているらしい

なんや
 ブロッケンなんて 天気が悪くて展望無いのに 自分の影が映って 何がオモロイねん!?

なんて、馬鹿にしてたら・・・・・・


虹状に光った中に 自分の影が映って

ムッチャ 綺麗でした

皆んな 自分の影に影に向かって、 こぉ〜んな風に 手を振ってる

そんでもって、そのまま 素晴らしい サンセットショーへ突入


こぉ〜んな 素晴らしい夕陽に向かって、、、、、

素敵な お姉ぇ〜さんが ギター弾いてて、ムッチャ絵になる・・・・・


「草すべり」を ワシワシ登っているときに、ギター背負っている 姉ぇ〜ちゃん 抜いたなぁ〜?

わざわざ、何でギター背負ってるんやろ???

そう云えば、
「シンガーソング・ハイカー」って 云ってたな・・・・・・

ちょっと ググって見たら ホンマもんの歌手(?)で

加賀谷はつみ さん

むっちゃ 素敵でしたぁ〜!!! (応援しますよ!)


白峰三山 プラス One 山行記:

・1日目の記録 (このページ)
・2日目の記録 
・3日目の記録 

コースタイム

0日目(8/2 金)

11:00 26:00
名古屋南部 仙流荘(車中泊)


1日目(8/3 土)

5:00 5:30 6:20 7:25 7:50 10:00 12:00 12:40
仙流荘 北沢峠 広河原 白根尾池小屋 小太郎分岐 北岳肩の小屋(テント泊)

2日目(8/4 日)

3:30 4:00 4:35 5:00 6:30 7:30 8:25 9:25 11:35 12:35 14:50 15:30
北岳肩の小屋 北岳山頂 中白根山 間ノ岳 農鳥小屋 西農鳥岳 間ノ岳 中白根山 北岳山頂 北岳肩の小屋(テント泊)


3日目(8/5 月)

4:00 5:20 5:40 6:50 8:10 9:15 9:40 10:45 11:30 11:50 12:00 12:50 13:20 14:00 17:30
北岳肩の小屋 小太郎分岐 小太郎山 小太郎分岐 白根尾池小屋 広河原 北沢峠 仙流荘 高遠さくらホテル 名古屋南部







ピッケル君のアウトドア









































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