快晴の表銀座縦走
(1日目)

横通岳〜東天井岳〜大天井岳〜西岳〜中房温泉

山行日 2015年7月30日〜8月1日
同行者 コンさん (大天井岳〜西岳)
山のデータ 横通岳 2,767 mm
東天井岳 2,814 m
大天井岳 2,921 m
赤岩岳 2,768.7 m
赤沢山 2,670.3 m
西岳 2,758 m
岳友との再会

本格的なアルプスデビューから丸10年。そろそろ、目標に向かってラストスパート!!!
今回の目標は残された山々の中で、最難関。 
信頼できる岳友のコンさんを誘って、攻略することになった。
平日の木曜日・金曜日に夏休みを取得し、用意万端だったのに、前週から仕事で出張の連続。
挙句の果てに出発当日も名古屋日帰り出張 (>_<)
「名古屋行くんやったら、ザック担いで そのままアルプス行った方が早いんチャウの?」とは 思うもののそういう訳にもいかず・・・

何とか仕事をこなして、水曜夜発の『毎日アルペン号』に乗り込んだ
前夜の深酒&寝不足のお蔭で、夜行バスでは熟睡。
トイレ休憩では、一度もバスから降りることなく、寝続けたまま最初の停留所となる一ノ沢登山口に到着(4:30)。

一ノ沢登山口では、5名ほどの登山者が降りた。
軽い朝食を摂ったり、準備をしたり
、、、、周囲が明るくなった5:00ジャストに出発。

『一ノ沢』っちゅう 名前のとおり、登山道は沢沿いに進み、何度か渡渉する。
沢沿いの
登山道は天然のクーラーが効き、とても快適

同じバスで一ノ沢で降りた他の登山者とは、一度も絡むことなく先陣を切る。

今日、明日の行動食は、
名古屋駅で購入した柿の葉寿司

奈良県人としては、「やまと」とか「たなか」、「平宗」、「ゐざさ」 ちゅうのが ご当地 本舗なんやけど・・・・

今回のは、大阪府松原市の 「柿千」
うぅ〜む 聞いたこと無かったけど・・・・

それなりに 美味かったから 良しとしよう

4:30 ほどの歩行で常念乗越に到着

ここでも 柿の葉寿司を食べて小休止

常念岳は、6年前に制覇済みなのでパスして
第1の目的地となる横通岳へと向かう

生憎ガスが上がってきて、小雨模様

慌てて ザックカバーとレインコートを着用したが、10分ほどで止んだ

常念乗越から大天井へと続く縦走路は、横通岳ピークを巻いてトラバースするが

しっかりと 山頂へと向かう踏み跡がしっかりと残されていた

横通岳山頂で、今回の目的の1つめのピークをゲット!!

ちょうど、常念方面にかかっていた分厚いガズも晴れてきた

快適な尾根をさらに北上

ちょうど南西に延びるp2694へと続く尾根との分岐点に 「→常念岳」 「←大天井岳」の標識がある

まさに この地点が 東天井岳ピークへの取りつきとなる

砂礫とガレの斜面を5分ほどでピークに到着
これにて 2つ目のピークゲット!!

三角点も標識も無いので、横通岳方面のみ撮影
横通岳〜大天井岳への縦走路は、西側の槍穂高連峰を眺める絶好の尾根ではあるが、本日は生憎 ガスに覆われて、その頂きを拝めない。

それでも 槍から北に延びる北鎌尾根のギザギザを見て大興奮
登山口から8:30 本日の宿となる大天荘に到着。

あたりはすっかり ガスに覆われる

そそくさとテントを設営し、生ビールで独り乾杯

今回の難関ミッションの頼もしい相棒となるコンさんは、まだ到着していない模様。

ピッケル君より1日早く上高地に入り、昨日は蝶ヶ岳にテント泊。 今日は、蝶から常念岳を越えて、ここまで来られる御予定だ。
ちょうど 生ビールを飲み終え 一段落したころに 岳友のコンさんが到着

コンさんとは、丸2年振りの再会。 前回は、仙塩尾根の縦走をご一緒した。


ピッケル君と同じく奈良県在住で、トレーニング代わりの低山トレランや、地域フルマラソンなどにも参加し、体力は抜群。 さらに 山の造詣も深く、地図読みにも長けておられる。

今回は赤沢山と云う 赤線ルートから外れた難関を攻めるので、強力な助っ人だ。

コンさんも 生ビールで 2年目の再会の祝した乾杯。

そのまま 祝宴に突入する前に 2人で3つ目のピークハント


到着時にはガスガスで何も見えなかったが

時間の経過とともに 少しずつガスが晴れ

槍の穂先が顔を出すと 周囲の登山者も含めて 興奮のルツボと化す

ド快晴で 360度の大展望も素晴らしいが、こんな ガスの晴れ間に 少しだけ顔を覗かせる展望も オツなもんだ

ガスの切れ間に一喜一憂しながら 40分以上も山頂に滞在



テン場に戻り 2年振りの再会の祝宴を開始

コンさんとの酒宴では、
スパムを使ったゴーヤチャンプルが定番となっているのだが、、、、、

今回は出張続きで 山行携行用に愛用しているホーメルフーズ社のレトルトスパムが入手できなかった

ウィンナーで代用しようとしたら、嬉しいことにコンさんが、同社製の缶詰を持参してくれていた

良かったぁ〜 ゴーヤ 少し多めに持参してたんだ!!

数年ぶりの再会でも ちゃんと 以心伝心

これだから 岳友は素晴らしい

おまけに フルワインボトルを2本も担いできてくれた

赤ワインが食欲をそそり

食べ切れないかと心配した大盛りゴーヤチャンプルも2人で見事に完食

さらに コンさん 自慢の 焼餅で 大満足!

あまりに楽しい祝宴で、宴会中の画像はナッシング・・・・ (>_<)

酒宴が進むに連れ、周囲のガスはすっかり晴れ

見事なサンセットショー

槍穂連峰の空が 薄紅色に染まる


やっぱ コレコレ!!

テン場で 酒飲みながら こんな 絶景 眺められるって 贅沢の極み!!

これで 
1泊 700円って メッチャ コストパフォーマンス高いんとチャウ!?

山行前日に仕事で海外からの来客が東京都内で
1泊2〜3万円の高級外資系ホテルに滞在してたけど

1泊700 円の このテン場の方が はるかに価値高い!!
(だからって、テン泊料金 値上げしないでネ?)

見事なサンセットショーを満喫後 19:30 頃 就寝

本日出合ったお花達

ちょうど 7月中旬の お花のシーズンだったので、たくさんの可憐な花々と出会いました

ニッコウキスゲ
一ノ沢登山道
オオバミゾホウズキ
一ノ沢登山道
ミヤマカラマツ
一ノ沢登山道
コバギボウシ
一ノ沢登山道

シモツケソウ
一ノ沢登山道
ミヤマシシウド
一ノ沢登山道
センジュガンピ
一ノ沢登山道
クルマユリ
一ノ沢登山道


ハクサンフウロ
一ノ沢登山道
ウメバチソウ
一ノ沢登山道
ミヤマコゴメグサ
常念乗越〜大天井
ハクサンオミナエシ
常念乗越〜大天井


表銀座縦走の 山行記:

・1日目の記録 (このページ)
・2日目の記録 
・3日目の記録 


ルート地図はこちら 



コースタイム


0日目

20:50 21:00 21:43 22:40
隠れ家 池上 竹橋 毎日アルペン号

1日目

4:30 5:00 9:10 9:25 11:00 12:25 13:30
一ノ沢登山口 常念乗越 横通岳 東天井岳 大天荘(テント泊)


2日目

5:00 7:15 8:00 9:10 9:20 10:10 10:20 10:30 12:30 13:10 14:00
大天荘 赤岩岳(ピーク踏めず) ヒュッテ西岳 赤沢山 ヒュッテ西岳 西岳 大天井ヒュッテ(カレー) 大天荘(テント泊)


3日目

5:00 7:30 7:40 8:05 9:45 12:30
大天荘 燕山荘 合戦小屋 中房温泉(風呂・ビール・昼食)


12:30 19:15 20:00
中房温泉 毎日アルペン号 新宿 隠れ家





ピッケル君のアウトドア









































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