奥多摩・真名井沢



単独での沢紀行

山行日 2017年8月20日 (日)
同行者 単独
山のデータ 山じゃなくって 沢ですが・・・・
海老小屋山: 1,147 m
やっぱ 単独の沢紀行はダメです (涙

今年の8月は週末ごとに天気予報が悪い (涙

今週末の土日も天気は 「曇り一時雨」 (-_-;)  遠出山行もままならず、土曜日は例によって図書館に籠って山行記録の作成と、今後の山行計画を練り上げる。7月以降、「秋川・小坂志川」、「秋川・シンナソー」、「高尾山域・小下沢」と 3回 連続、単独でお手軽沢紀行を楽しんだ。

「単独」と云うことで、お手軽であるとともに、「沢沿いに林道が走り、いつでもエスケープ可能」であることを念頭に置いた沢選び。

明日の日曜日も天気は午後から崩れそうではあるが、奥多摩方面は、本降りにはならなそう・・・・・

東京基点・沢歩きルート120」に掲載されているコースの中から、「遡行グレード:1級」に分類されている沢へ行ってみることにした。
奥多摩の4駅手前の「川合駅」にて下車。
上日向行きバスの乗継まで、8分あれば十分だろうと思っていたが、バス停がどこにあるか判らず右往左往

結局、バス停が見つからないまま、バスの発車時刻を過ぎてしまった。幸か不幸か、ちょうど川合駅まで乗客を乗せてきたタクシーがあったので、上日向までタクシーを利用

これだけで、1,270 円の出費となる

ガイドブックには、林道を20〜30分歩いて、林道が沢を渡るところ(とりがや橋)から入渓、と記載されているのに、林道を5分ほど歩いたところに小さな橋があり、真名井沢へと入る踏み跡があった。

橋には、どこにも 「とりがや橋」と記載が無いが、とりあえず、ここから入渓してみることにした。

こう云う いい加減な判断がダメなんだよなぁ〜??
東京方面は、10日間以上も雨が続き、さすがに水量が多い

本日は、最高気温35℃との予報であるが、こうやって沢を歩けば
涼を楽しめる
入渓して20分の間に2つも、こんな感じの魚止めダムが出現

明らかに事前に調べたヤマレコの記録とは異なる様子のダムだ

磁石で進行方向を確かめても間違いないし、左岸には林道が見えるし・・・・ 間違いないだろうと、そのまま沢紀行を続ける

さすがに こんなダムはよじ登れないので、右岸を高巻く
清流の雰囲気は満点

気分は最高



遡行開始から40分

こんな お洒落な小滝が現れ、プチシャワークライムを楽しむ

遡行開始から1時間で、立派な橋が林道を渡っていた

どうやら、ここが本来の入渓地点とすべき 「とりがや橋」のようだ

予定より1時間も長い遡行となってしまったようだ


ようやく、参考にしたレポに登場していた、堰堤が3個ほど、現れる。 レポには「直登可能」なんて記載されていましたが、単独なので、無理せず、いずれも右岸を巻く
こんな激流に果敢にアタック


さすがに魚止めの6mの滝は 非常に厳しく

とても単独&ロープ無しでは登れないので、左岸を大きく高巻く

その後も、結構、厳しい滝もいくつか出現

冷静に、チャレンジ出来そうなのは、チャレンジし、無理そうなのは、横を巻く



こんな滝でシャワークライムを楽しむ



入渓から2:45 時刻は 12:40 もう そろそろ バテてきた

鶏の炊き込みご飯を昼食に持参してきたが

単独だと昼食休憩も面倒で、カロリーメイトやスニッカーズなどのレーションのみの栄養補給

もうそろそろ、遡行を止めて、林道に上がりたい

本来は、標高 820 m 付近の二股を左に入り、標高 900 m付近の植林帯を登ると記載されていたが

標高720 m 付近の比較的傾斜のゆるそうな斜面を ガリガリ登る

あとで、軌跡を調べたら、あと10 m で林道と云うところまで登ったにも関わらず

そこから先も迷走を続け、遡行中止から40分以上もかけてようやく 赤杭尾根と思われる尾根に合流

そのまま その尾根を下ろうかと思ったが、誤まった道を下ると危ない

・・・・ そう考えて 一旦、標識のある曲ヶ谷付近まで 尾根を登って見ることにした


ところが、気づくと p1147 のエビ小屋山に到着

ここでも、まだ間違いに気づかず、てっきり曲ヶ谷方面に進んでいると思い込み、山頂を過ぎて、そのまま進む

道が細くなり、磁石付きの腕時計で自分の進んでいる方向を確認し、ようやく間違いに気づいた
さきほどの尾根との合流点まで戻り、軌道修正

赤杭尾根と川苔山を示す標識を見つけて ようやく 自分の現在位置を正確に把握

別に川苔山へ行く気は無かったが、参考にしたレポに「
赤杭尾根の下りはウンザリした」なんて書いてあったのを思い出し

比較的、下山が楽そうな船井戸から正法院へと続く下山道を選択

船井戸からは、比較的斜度の緩やかな登山道をひたすら下山

1:30 ほどで、鳩ノ巣駅に到着 16:00

次の電車まで、ジャスト10分

ガリガリの斜面を登り、ズボンはドロドロ、 服は汗まみれ・・・・・

さすがに このまま電車に乗るのははばかられ

駅横の綺麗なトイレで、パン1となり、タオルで体を拭き

着替えを済ますと ジャストタイミングで踏切の音

服のボタンも閉めぬまま 大慌てで電車に飛び乗った
反省文:

山後に、このレポを書いてみると、やはり遡行終了時点で、少し冷静さを失っていたようだ

・ 入渓地点を本来より、相当手前にしてしまったため、長時間の沢登り

・ 単独での焦りから、じっくり休憩も摂らず レーションのみ

・ 沢から林道までの ガレ斜面が急登で、大幅に体力消耗

・ 遡行終了後、ガレた急な斜面を無理やり登る

これらが要因となり、海老小屋山へのルートミスへと繋がった

幸いにも、磁石で進んでいる方向が間違っていることに気づき致命傷には至らなかったが、「もっと 心に余裕を持って歩かなければ」と、痛感させられた


コースタイム


ルートマップ 


7/30 (日)

6:50 6:54 7:00 7:04 7:08 8:04 8:11 8:43 8:57 9:27 9:40 9:45
池上 蒲田 川崎 立川 青梅 川合 タクシー 真名井橋

10:00 11:00 12:20 12:40 13:30 14:00 14:30 16:00
遡行開始 とりがや橋 魚止めの滝 標高 720 付近
(遡行中止)
赤杭尾根合流 海老小屋山
(ルートミス)
船井戸 鳩ノ巣駅


16:10 16:37 16:43 17:13 17:21 17:57 18:10 18:28 18:30 18:42
鳩ノ巣 青梅 立川 武蔵溝ノ口・溝の口 旗の台 池上






ピッケル君のアウトドア









































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