三ッ峠駅〜二十曲峠〜石割山〜山中湖平野

(関東周辺歩いた軌跡の連結編)

二十曲峠から夕焼け富士

山行日 2020年8月7日 (金)〜8日(土)
同行者 単独
山のデータ 石割山: 1,412 m


歩いた軌跡の連結

今年は梅雨が長く、6月、7月は週末ごとに天気が悪く、山行出来なかった。
山の日の3連休は、夏休みと合わせて4連休とし、火打・妙高へと遠出する予定であったが、8月に入っても未だ梅雨明けしない日本列島の北側に、前線が張り付き、北に行くほど天気が悪い。
あれやこれやと考え、結局
「歩いた軌跡の連結企画」 に挑むことにする。
この企画、今年の1月に笹子駅〜清八山〜三ッ峠山〜三ッ峠駅を縦走し、大菩薩連嶺と丹沢山塊との結合にリーチがかかっているので、今回は残された 「三ッ峠駅〜山中湖平野」 間を繋ぎます。

ここを縦走するとなると、当然ながら、三ッ峠駅から倉見山、杓子山、鹿留山、立ノ塚峠、二十曲峠、石割山へと縦走するコースが想定される。しかし、今日は東京に熱中症警報が出されるほどの暑さで、さらに、このコースには水場も無く、倉見山〜杓子山間は、痩せ尾根のガレた危険箇所が多数。よくよく地図を見ると三ッ峠駅の 一つ手前の東桂駅から山梨県道713号線が二十曲峠まで繋がっている。これなら鹿留川沿いなので、いつでも水が調達できる。灼熱の下の車道歩きは辛そうだが、山道より、2時間も短縮できる。道中は、全く展望は無いが、ビバークポイントの二十曲峠は、知る人ぞ知る、富士山絶景ポイント。

、、、、、、ってなこって、軌跡を繋ぐため東桂ではなく、三ッ峠駅を起点として行ってみました。


途中で水を担いで歩くことになるので、テントは新たに調達した重量 1.0 Kgを切る テラノバ レーザーコンペティション、食糧もフリーズドライのみ と 徹底的な軽量化を果たし、出発時計量では、何と 13 Kg

高尾からの河口湖行の中央本線車内で、
突然、嫌な予感 に襲われる

そういやぁ〜 ガスバーナーのヘッド 道具箱に入れたままだったような気がするな? 慌ててザックを探って、コッヘルセットを確認するとバーナーヘッドが無い

あちゃぁ〜 やっちまった (-_-;)

もうすっかり やる気を無くし、引き返す電車の時刻検索を開始

冷静になって、いろいろ考えると、たかが1泊。しかも2日目は わずか3時間程度の歩行。コンビニで、弁当やパンを調達すれば何とかなる

道中、いろいろあったが、三ッ峠駅に降り立つと、我らが富士山がお出迎え

富士山に励まされて、落ち込んだ気分は相当リカバリー

三ッ峠駅近くのローソンで、助六寿司やパンを調達して、今夜の夕食と明日の朝食を調達


三ッ峠駅から国道139号線を東桂駅方面に歩き、「鹿留入口」 の交差点から山梨県道713号に入る

鹿留門原 付近から 鶴ヶ鳥屋山が綺麗に見えます
なかなか 見事な尖りで 登攀意欲が沸いてきますす


フシグロセンノウ

退屈な車道歩き
道端の小さな花に癒やされました

鹿留川沿いには、オートキャンプ場 や お洒落なフィッシングパークがあって、川遊びに最適

灼熱の下、すでに2時間も歩いてきたので、水遊びにそそられ、水辺に降りて 大休憩

涼しくって、一息付けました

今日は計量重視ってことで、Columbiaキャメルセーバーと云うローカット軽登山靴にしたのですが、これが失敗の基 (-_-;)

さらに上流に行くと、雰囲気の良い渓相となってきました。

この時期、沢登りなんか気持ちよいのですが、単独だとチャレンジ出来ません


鹿留川の本流に向かって、いくつもの小さな沢が合流しています。

外夜沢橋で、鹿留川本流の遡行は終了。
ここからは、川を離れた林道歩き

本日のビバークポイントとなる二十曲峠、 地図上には水場マークがあるのですが、事前調査では怪しい感じ

到着して、「水が無い」 では洒落にならないので、林道に合流する 小さな沢で 2.0 L ほどの水を調達

それからは 加重の増加で 一歩一歩が苦行の連続


三ッ峠駅から、ジャスト5時間30で、二十曲峠に到着。

30分ほどの水ボッカ歩行をしたのですが、ほぼコースタイム通りに歩けました。

二十曲峠の水場は、故障中との張り紙。 水ボッカして良かった


峠の展望場は、富士山写真マニア数名が場所取り中
さすがに この周辺にテントは張れない

少し奥に行くと 絶好の草地のポイントがある

もう まさに そのためにあるような絶好のシチュエーション


軽量化っちゅうこって、今日は テラノバ レーザーコンペティションのデビュー戦です
かれこれ 18年も アライのトレックライズ2と云うテントを愛用してきました
重量も 1.6 Kg 程度で山岳用テントとしては 軽い部類です

50歳を越えると 重い荷物でのテント泊縦走が堪え
少しでも軽量化出来る方法は無いか? と、いろいろ検討してたどり着いた 最軽量テント

しかも 結露が気にならない ダブルウォールシェルター


軽量化重視のため テラノバのテントは底の生地が薄く、「すぐに穴が空く」 と云う噂を耳にした
そこで、「
お風呂の保温アルミシート」 を地面に敷き
その上に、
オクトスのフットプリント(グラウンドシート)を敷きました

どちらも むちゃくちゃ軽いので 重量に影響はありません
(保温シートはザック内でかさばるのが難点です)





富士山撮影の名所ってことで、、、、

富士山撮影マニアの方が 声をかけてくれた

どんなことも 極めてみると 奥が深い
富士山撮影にも いろんな 蘊蓄があるようだ


2日目へ続く ⇒

コースタイム

ルートマップ 


8/7 (金)

電車
5:48 5:52 5:56 6:01 6:06 7:02 7:06 7:23 7:28 8:48
池上 蒲田 川崎 立川 高尾 三ッ峠


歩行

1日目

9:00  11:30  11:35 13:05 13:10 14:30
三ッ峠駅  池の平 外寄沢橋 二十曲峠


2日目

7:30  8:25  8:40 9:40 10:55 11:10
二十曲峠  石割山 石割の湯 山中湖平野


高速バス
11:25 13:55
山中湖平野 新宿





ピッケル君のアウトドア









































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