丹沢北部 派生路縦走
加入道山・大室山〜畦ヶ丸

前室山手前より 早朝の富士山

山行日 2018年4月28日 (土)〜29日(日)
同行者 単独
山のデータ 加入道山: 1,418.4 m
大室山: 1,587.6 m
水晶沢ノ頭: 1,278 m
シャガクチ丸: 1,191 m
畦ヶ丸: 1,292.6 m


丹沢横断縦走

2014年12月に蓑毛バス停〜塔ノ岳〜蛭ヶ岳〜檜洞丸〜犬越路
2015年11月に鳥屋〜焼山〜黍殻避難小屋〜袖平山〜犬越路
2016年3月に山中湖平野〜高指山〜弧釣避難小屋〜畦ヶ丸〜大滝峠上〜大滝峠

これにて丹沢の主脈、主峰の縦走を果たし、北部丹沢は鳥屋から山中湖平野まで東西に繋げることが出来た

もう 歩く場所 あらへんがなぁ〜? って よくよく地図を調べてみると
@ 大室山〜加入道山〜畦ヶ丸の丹沢北部の派生縦走路
A 宮の平〜丹沢三山縦走
B 鍋割山
・・・・ などが未踏区間となっている

ゴールデンウィークっちゅうことで、どこも人出が多いだろうから、最も人気の少ないと思われる避難小屋利用の@へと行って来ました

基点となる新松田駅の乗り換え連絡橋の窓から 富士山がお出迎え

やっぱ こうじゃなくっちゃ!!
富士急バスで1時間以上もかけて、終点の西丹沢ビジターセンターに到着

もう、緑濃く 山は青緑の季節

多くのファミリーキャンプで賑わう箒沢沿いを歩くと、眼前には、目的地となる大室山
本日のルートは白石沢をひたすら登り詰める

先行者が清流沿いの木製梯子を渡る

この先行者の方、むちゃくちゃ 健脚で、小屋泊装備のピッケル君は 全く追いつくことが出来ない


大室山〜加入道山の未踏区間を踏破するとなると、犬越路〜大室山〜加入道山〜畦ヶ丸の周回コースを
時計回り あるいは 半時計回り に 縦走するのが一般的
ところが、このルートだとコース途中に水場が無い
一方、今回のルートであれば白石沢の最源流地点で沢の水を調達可能
これなら、水を汲んでから避難小屋まで1時間程度の歩行で済む

最終水場は、いったん沢が伏流水となった、さらに上流の1,080 m地点

ここで 予定通り 2.5L の 水を調達

出発から2時間半の歩行で白石峠に到着

ここで、ようやく大休止

やっぱ、水を汲んだら 荷物が重くってバテバテ・ヘロヘロ

出発時の計量で 12 Kg程度だった荷物も 2.5Lの水が追加になり、15 Kg程度と予想される

最終水場の手前で大休止されていた健脚さんも、後からご到着になり、ここで情報交換

なんと、300名山も踏破済みで、総山行回数が600回越えとの 大ベテランさんでした <m(__)m>


2年前に新築されたばかりの 加入道避難小屋
今回の山行は、派生縦走路の踏破と この綺麗な山小屋に泊まること が 主目的

さすがに 新築2年っちゅうこって むっちゃ 綺麗
しかも 天水を溜めたタンクまで設置されている

さすがに そのままでは 飲料には適さないが、煮沸すれば非常時には使えるし
手を洗ったり出来る

トイレは無いけど ピッケル君には 無問題


到着時刻は 12:30 っちゅうこって 一番乗り
寝床を土間に対して、縦に構えるか 横に構えるか ??
相当 悩んだ結果 そんなに多くの人は来ないだろう!? って 考え・・・・
出発前に 左側の壁沿いに縦方向に敷きなおしました

避難小屋に重い荷物を残して、軽装で大室山へのピストンへ出かける



関西の大峰・台高を彷彿とさせる ブナやバイケイソウの森

ほとんど空身に近い軽量装備で もう ウキウキ
スキップでも 踏みたいような ご機嫌の森
さらに 山々の展望も

蛭ヶ岳〜檜洞丸 (左) 御正体山〜杓子山  (右) 加入道山へ続く稜線


あちこち 可憐な春の野草も咲いていました

キクザイチゲ コイワザクラ マメザクラ


大室山の山頂で 昼食
関西発の縦走の際に 愛用していた 柿の葉寿司
これなら レーションっぽく 途中休憩で軽く口に出来るし
何といっても ジューシーで 酸っぱく 疲れていても 口に入る


前大室山から加入道山へと下る 木製階段から 富士山が見えるのですが
生憎 雲にかかっていました
避難小屋から10分程度の距離なので
明日の朝一番で 朝焼けに染まる富士山を見にこよう!!

大室山へのピストンから戻ると、15:10
避難小屋には 誰もいない

コーヒーとパンで 軽い おやつ

地図 眺めたり

避難小屋ノートに記録書いたり・・・・

17:00を過ぎても 誰も来ない

そろそろ 一人寂しく 酒宴でも開始するかぁ〜

・・・なんて 思った頃、 トレラン男性2名が ご到着

さらに 70代の単独男性も遅れてご到着

合計4名は ちょうど 快適な人数


トレランさんは、軽量化重視で、カップラーメンやフリーズドライパスタ

そんなストイックなお2人を よそ目に

定番 網焼き 居酒屋メニュー

今回のヒット作は、なんと云っても 
ヤマサ蒲鉾 の 『お魚のかき揚げ

通常 スーパーで売られている さつま揚げって 『つなぎ』 が 多くって モチモチして ピッケル君の口には合わない

ところが この かき揚げ は タマネギが多くって フワフワ ジューシー

もう これだけで 焼酎2杯は 行けちゃいました

単独の御仁は お洒落に デカフライパンで チャーハンを炒める

スコッチと バーボンのミニボトルをご持参されていて とっても 「粋」 な 飲み方されてました

パンに載せた チーズがこびり付いてしまった 焼き網を足元に置いておいたら 小さな ネズミちゃんが やってきました

のんびり食べているように見えますが、むっちゃ 警戒心が強く 少しでも明かりを向けると すぐ 逃げちゃいます

お仲間に依頼して 明かりを消して、暗闇の中 一瞬のシャターチャンスで フラッシュ撮影に成功

学生時代に 北の大地で、シャーマントラップで、 エゾヤチネズミを捕獲して 寄生虫相を調べていたピッケル君としては、懐かしい限り

耳が大きく、尻尾が長いことから、少なくとも ハタネズミ亜科ではなく、ネズミ亜科と思われます。 ピッケル君が捕まえていた、エゾヤチネズミは尻尾がムッチャ短いので、ハタネズミ亜科でんな


ネズミ亜科で、このくらいにサイズだと、恐らく ヒメネズミちゃん(Apodemus argenteus)だと思われます。 そう云えば、同じネズミ亜科のアカネズミは、良く捕まったけど、もっと 体が大きかったよなぁ〜

(以前、このサイトにハツカネズミと書きましたが、明らかな間違いです ゴメンなさい)


餌付けするわけにも行かないので、 撮影すんだら 焼き網を撤収

伝染病とかの媒介が怖いので、網を焼き切って 消毒

さらに 避難小屋外の天水で 念入りに洗って もう一度 焼き切る

トレランさんは 早くにご就寝なので お2人に合わせて

全員 19:30には 消灯・就寝



翌日に続く ⇒


コースタイム



ルートマップ 


4/28 (土): 1日目

電車
6:14 6:18 6:28 6:45 6:51 7:23 7:25 8:01
池上 蒲田 横浜 相鉄線 海老名 新松田


バス
8:10 9:21
新松田駅 西丹沢ビジターセンター


歩行
9:30 12:05 12:30 12:45 13:00 14:10 14:15 15:10
西丹沢ビジターセンター 白石峠 加入道避難小屋 大室山 加入道避難小屋(泊)


4/29(日): 2日目


歩行
7:10 7:20 8:40 9:00 9:35 10:05 12:00 12:30
加入道避難小屋 白石峠 モロクボ沢ノ頭 畦ヶ丸 大滝峠上 大滝橋 中川温泉



バス
14:47 15:40
中川温泉 新松田駅


電車

15:45 16:19 16:23 16:56 17:01 17:18 17:24 17:27
新松田 海老名 横浜 蒲田 池上





ピッケル君のアウトドア









































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