丹沢縦走

搭ノ岳から 朝陽に染まる富士山

山行日 2014年12月21日(日)〜23日(火)
同行者 単独
山のデータ 搭ノ岳: 1,490.9 m
丹沢山: 1,567.1 m
蛭ヶ岳: 1,672.7 m
檜洞丸: 1,551 m
想い出 紡ぎ

20年以上前の 
「昭文社 山と高原地図・丹沢」 そこには、息子を連れて登った軌跡が 黒いマジックペンでなぞられている

そんな 宝物のような 地図を持って、当時は実現できなかった 丹沢縦走を企てた。

残された 写真も少なく ほとんど記憶に無いが、当時と同じく ヤビツ峠からアプローチすることにした。
丹沢の基点となるのは小田急小田原線

都心からは 結構近く 隠れ家の池上からは2時間弱で 秦野駅に到着
この時期 路面凍結により ヤビツ峠までは 行くことが出来ず、その手前の 蓑毛がバスの終点となるらしい。

天気予報は晴れマークで、展望を楽しみにして来たが、ヤビツ峠は ご覧のとおり すっかり ガスに包まれていた。

蓑毛からジャスト1時間。 朝食前の軽い運動で ばっちり 腹が減ったので 冷たいベンチで朝食

今日も自作の
『シャケ乗せ銀杏おこわ』 

レンコンが シャキシャキ感のアクセントを出して バッチリです。
ヤビツ峠から2時間強で 三ノ搭へ到着

相変わらずガスで 全く展望が無い (>_<)

1992年、息子と一緒に 三ノ搭で撮影した写真が残っているが、
ほとんど記憶に無い

まだ息子は6才程度? 搭ノ岳なんて 夢のまた夢。 
せいぜい 三ノ搭あたりまでのハイキングが精一杯

子連れハイキングが きっかけで のめり込んだ 山登り。 
すっかり子供も巣立ち、寂しい反面 
今は、自分のペースで山行プランが組めるのが有難い
丹沢は、奥多摩・奥武蔵に並び 関東から最もお手軽な山域

関西とは比べ物にならない人の数で、山はオーバーユース

霜柱が溶け出し 大勢の人に踏み荒らされた登山道は 泥田状態。 ドロドロ、グシャグシャで 歩き難いことこのうえ無い。

ネチョっと 脚を取られて 体力を消耗する
木ノ又小屋に到着する頃に ようやく 青空が顔を出す。

時間経過とともに天気が好転するのは予想通り。
これなら 夕焼けも楽しめるに違いない
蓑毛から6時間強、 抜けるような青空の下、尊仏山荘が 笑顔で迎えてくれた。

西高東低の冬型気圧配置につき、北西の風が冷たく そそくさと山荘に駆け込む
富士見小屋付近で10人〜20人 程度の賑やかな(ハッキリ言って煩い)中高年団体に遭遇し、「同宿だったら嫌だなぁ〜?」なんて 心配していたが、山小屋の主人に 「今日は宿泊客も少ないからのんびりしていって下さい」と迎えられた。

混雑する山小屋が大嫌いで、敬遠し続けてきたが、こんなに寛げる 暖かな山小屋なら大歓迎!!!

早速 缶ビールを購入し 持参したブラックペッパーソーセージを炙る

スパイシーなソーセージと ビールの合うことこの上無し!!

この山小屋は 休憩室から外の様子がばっちり見えるので、部屋で ぬくぬく 暖まりながら 撮影タイミングを計ることができる

大山(左奥)、 三ノ搭(右)〜新大日(左手前)と 続く尾根が 夕陽に照らされ

愛する富士山の懐に 夕陽が沈んで行く

幻想のひとときを堪能

夕食まで休憩室で 暖まっていると 目の前の高年男女パーティーが自炊を始め、日本酒や酒の肴、おでんなど 御馳走して下さった。

もう腹いっぱいで 小屋の夕食 食べられないなぁ〜? なんて 思っていたけど、お代わりまでしちゃいました。

こんなに空いていて 快適な休憩室が使えるのなら、次回、この山荘を利用するときには、自炊が良いな



食後は 相模湾の夜景を満喫

夜景に ぼんやり 富士山が照らし出され、 むっちゃ 感動!

『山小屋嫌い』 なんて云って、寒い中テント泊で、やせ我慢を続けてきたが、、、、

こんな素晴らしい景色を眼前に

チロチロと音を立てる ストーブの前で 焼酎飲みながら 同宿者と山談義

しとどに酔う頃に そのまま ぬくぬくとした布団に潜り込む

なんたる贅沢

寒くて 冷たい テント泊から比べると、天国だった

こんな甘い汁を吸ってしまったら、過酷なテント泊に戻れないのでは?

そう 思わせるほど 快適でした




丹沢縦走の 山行記:

・1日目の記録 (このページ)
・2日目の記録  


ルート地図はこちら 



コースタイム


1日目(12/21 日)

5:55 6:10 6:14 6:17 6:34 6:41 7:14 7:17 7:38 7:50 8:12
隠れ家 池上 蒲田 横浜 海老名 秦野 蓑毛

8:15 9:10 11:10 11:25 11:40 13:00 14:30
蓑毛バス停 ヤビツ峠 二ノ搭 三ノ搭 行者岳 搭ノ岳(尊仏山荘 泊)




2日目(12/22 月)


5:45 7:35 8:30 8:45 10:30 10:45 11:10 14:00 15:35 16:00 16:40
搭ノ岳 丹沢山 蛭ヶ岳 蛭ヶ岳(デジカメ忘れて引き返し) 檜洞丸 犬越路 水汲み 犬越路避難小屋(泊)




3日目(12/23 火)


5:00 6:50 7:50 8:10 8:45 8:50 9:45 9:55
犬越路避難小屋 西丹沢自然教室 箒沢 中川温泉 魚山亭 中川温泉


10:03 11:00 11:53 12:26 12:31 12:57 13:02 13:19 13:23 13:26
中川バス停 新松田(昼食) 海老名 横浜 蒲田 池上




ピッケル君のアウトドア









































inserted by FC2 system