丹沢縦走

搭ノ岳から 朝陽に染まる富士山

山行日 2014年12月21日(日)〜23日(火)
同行者 単独
山のデータ 搭ノ岳: 1,490.9 m
丹沢山: 1,567.1 m
蛭ヶ岳: 1,672.7 m
檜洞丸: 1,551 m
富士山サンライズショー満喫

朝食は のんびり 6時から。

レトルトパック物と思われる おでん ではあるが、お腹の中まで 暖まり、 食欲も沸くし 目も覚める

山の朝は ほとんど食欲の無いピッケル君なのに、朝から ご飯 お代わりしちゃいました (^^)v

朝食後は お待ちかねの サンライズショーを満喫

大島、真鶴岬、川奈崎 方面

房総半島、三浦半島、江の島

素晴らしい景色には 全く興味の無い 山小屋名物の みーちゃん

ひたすら ストーブの前で 丸くなっていました。

他の方のブログでも ほとんど同じ格好のみーちゃん を見て 笑ってしまった。
ぬくぬくと 暖かい 山小屋を発ち、丹沢(右)〜蛭ヶ岳(左奥)の いわゆる 丹沢主脈縦走へと歩を進める
丹沢山手前 p1504 の見晴らし台で 昨夜同宿だった常連と思われる おばさん と会話

朝食のみかんを 頂いた

常連さんも含め とっても 暖かい山小屋のスタッフに感謝

搭ノ岳から ジャスト1時間で 丹沢山に到着

ここが いわゆる 百名山の丹沢山となるが、360度の大展望は 搭ノ岳のほうが はるかに 勝っている

昨夜 尊仏山荘に泊まって 大正解と ほくそ笑む

尊仏山荘では 山ハッチが売り切れだったので、みやま山荘に立ち寄り 丹沢のバッチをゲット
丹沢山頂から 5分ほどの尾根から 大きくえぐれた 箒杉沢を覗く

ここからは 富士山が ひときは綺麗

p1550とp1614の中間点には 不動ノ峰休憩所っちゅう 東屋が建つ

ここで お湯を沸かして コーヒーを淹れ

朝の陽ざしを浴びながら ドーナツ休憩

丹沢なんて、都会から近く お手軽なハイキング なんて 舐めていたが、三ノ搭〜搭ノ岳〜丹沢山〜蛭ヶ岳の主脈縦走路は いくつもの小ピークの連続で、何度も何度もアップダウンを繰り返す。

台高縦走に匹敵するほど 体力が必要。

丹沢山〜蛭ヶ岳 間は いくつものアップダウンを重ね、p1608でようやく 蛭ヶ岳の山頂を眼前に捉える。
丹沢山から2時間弱で 蛭ヶ岳に到着

全くの予習不足だったけど、ここが丹沢最高峰

良かった良かった・・・・ 偶然だけど こんなムチャな縦走計画を立てなかったら 踏み損ねていたカモ?
振り返ると 搭ノ岳(右)〜丹沢山〜蛭ヶ岳へと続く稜線が輝いている

蛭ヶ岳からは袖平山〜黍殻山〜焼山と北に続く主脈を縦走するのがメジャーであるが

焼山登山口からのバスの便が不便なのと どうしても もう1泊 したかったので

ピッケル君の計画は、蛭ヶ岳から西へ延びる丹沢主稜縦走。

進路を西に取り、檜洞丸を目指す

しかし 蛭ヶ岳からの下りは 路面凍結による滑落事故が多数ある危険地帯らしい

ほとんど 雪も無いので 平気ヤロ!?

タカをくくって アイゼンも着けずに下ったら 
ツル〜ン!! 滑って転倒

危うく滑落するところでした

ほとんど 雪が無く 凍っているのが わずか 10mほど そんな箇所が何か所もあるので

いちいち アイゼンの着脱が億劫で、それが原因で事故になるようだ

アイゼン装着して、ふっと 気づくと ポケットに入れてある 
コンパクトデジカメが無い (>_<)

がぁ〜ん!!!  蛭ヶ岳の山頂での撮影時に置き去りにしてきた

慌てて 取りに戻って 事なきを得たが、30分ほどのタイムロスト

蛭ヶ岳山頂には 『この先、檜洞丸まで約4.6 Km(歩行距離)です。登りと下りが連続します。はしご、くさり場もあります。体力と時間に余裕を持って、計画してください』なんて 書かれていた。

まさに その通りの激しいアップダウンで 体力消耗

強烈ペースダウンで3時間近くかけて ようやく 檜洞丸に到着

今回は山小屋&避難泊小屋と云うことで テントは持参していないが、ビバークツェルトや 冬用シュラフなど 装備は ジャスト 15 Kg程度。 こんな 重い荷物背負って このロングコースは辛かった

もう やっぱ 歳かなぁ〜

振り返れば、本日歩いてきた 峰々が続いている



こちらは これから向かう 犬越路避難小屋方面へと続く山並み。 その先は 大室山まで続いている


檜洞丸到着は すでに 14:00

当初の計画では 14:30頃に犬越路避難小屋到着予定だったので 相当なオーバーペース

でも、もう バテバテで どうにもならない

犬越路避難小屋に辿り着いたのは もはや3時半過ぎ

しかも 今晩過ごす 水が全く無い (>_<)

事前調査では 水場までは 相当下らないとダメらしい (泣

用木沢(南)、神ノ川(北) の どちらに下るかを悩んだが、神ノ川へのルートは荒れているようなので 用木沢側を選択。 これが正解だったのか、不正解だったのかは不明であるが、下れども下れども 水場には到着できず。

結局、標高差にして 250 mも下って、北東に延びている沢筋との合流地点で ザーザーと流れる沢の水を汲んだ

結局、水汲み往復1時間も費やし、小屋に戻ると 日没直前の16:40

もう腹ペコ、 バテバテ・・・・・

到着後 すぐに 厚揚げを炙り ようやく人心地

昨日、尊仏山荘で 「翌日 犬越路避難小屋に泊まる」と 宿帳に記載したら 「絶対 誰もいないだろうなぁ〜」って 山小屋の御主人は云っていましたが、なんと 避難小屋には 先客が2名

都内某校ワンゲル部の高校生と引率の先生っちゅう 珍しいパーティー

しかも 翌日は 私と全くの逆コースで、尊仏山荘へむかうとのこと。


彼らは本格的に ご飯を炊いていた。
こちらは 手抜きで 鴨出しウドンを鍋風に煮込む


いやはや 若いって 素晴らしい!

同宿者が若者っちゅうこって、健康的に7時頃には床に就いたのだろうか?

翌朝 『3の5』っちゅう 強烈に早い若者に起こされ、こちらは 『5の7』

いつもより のんびりと 朝の時間を過ごす

立派なテーブルで 食事もばっちり 土間には詰めれば8人は収容可能?
4人くらいが快適な感じ

朝焼けに染まる 箱根方面の山々(駒ヶ岳・神山〜金時山〜丸岳)



避難小屋からは 何のモチベーションも無く ひたすら 沢沿いの登山道を下り

1時間ほどで 「西丹沢自然公園」へ到着

そこから バス道を ひたすら歩き 中川へ

中川温泉には町立の「ぶなの湯」っちゅう 日帰り入浴施設があるが、開館時間は 10時

9時には到着してしまったので、温泉地を奥まで歩くと 「魚山亭 やまぶき」と云う 温泉旅館があり、そちらで 汗を流す

「信玄の隠し湯」と云うだけあって、とっても良いお湯でした

たまには こんな温泉旅館に1泊するのも オツかもしれない
バスで新松田駅まで移動して ちょうど 御昼どき

餃子&麻婆豆腐定食&ビール の 独り反省会

丹沢縦走の 山行記:

・1日目の記録 
・2日目の記録  


ルート地図はこちら 



コースタイム


1日目(12/21 日)

5:55 6:10 6:14 6:17 6:34 6:41 7:14 7:17 7:38 7:50 8:12
隠れ家 池上 蒲田 横浜 海老名 秦野 蓑毛

8:15 9:10 11:10 11:25 11:40 13:00 14:30
蓑毛バス停 ヤビツ峠 二ノ搭 三ノ搭 行者岳 搭ノ岳(尊仏山荘 泊)




2日目(12/22 月)


5:45 7:35 8:30 8:45 10:30 10:45 11:10 14:00 15:35 16:00 16:40
搭ノ岳 丹沢山 蛭ヶ岳 蛭ヶ岳(デジカメ忘れて引き返し) 檜洞丸 犬越路 水汲み 犬越路避難小屋(泊)




3日目(12/23 火)


5:00 6:50 7:50 8:10 8:45 8:50 9:45 9:55
犬越路避難小屋 西丹沢自然教室 箒沢 中川温泉 魚山亭 中川温泉


10:03 11:00 11:53 12:26 12:31 12:57 13:02 13:19 13:23 13:26
中川バス停 新松田(昼食) 海老名 横浜 蒲田 池上




ピッケル君のアウトドア









































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