扇沢周回

(蓮華岳〜針ノ木岳〜スバリ岳〜赤沢岳〜鳴沢岳〜種池山荘)



山行日 2014年9月14日(日) - 16(火)
同行者 単独
山のデータ 蓮華岳: 2,799 m
針ノ木岳: 2,821 m
スバリ岳: 2,752 m
赤沢岳: 2,768 m


最高のご来光

昨夜は 疲れて そのまま寝入ってしまい、目覚ましをセットするのも忘れていた。
『そう云えば 新婚マイミクさんは、早朝から ご来光を見に行くって 云っていたなぁ〜』 なんて シュラフの中で まどろんでいた。
ふっと 気づくと 4時前! 今から 出れば 日の出に間に合うかも? って 飛び起き、 朝食も摂らず 大急ぎで テントを撤収して 出発

ちょうど、新郎さんが テントから出るのと同時だった。 新婦さんは 先に出ているらしい

彼らは扇沢へ下山するので 空身ピストン。 こちとら 15 kg程度のテン泊装備 (泣

それでも 「日の出に間に合うように!」 って いつものごとく ヒィー ひぃ はぁ〜 はぁ〜 ぜぇ〜 ぜぇ〜  必死のパッチで 登り続ける
4:55

そろそろ 東の空が うっすら オレンジ色に

5:23

だんだん 陽が昇る

日の出ポイントと 蓮華岳が かぶるんじゃ無いか?
って 焦り、 頑張って 高度を上げる
5:27

そろそろ 周囲の空も明るくなり、あちこちが 赤く染められる

新郎さんは かなりの腕前のカメラ小僧で、三脚立てて デジイチで 本格撮影
5:33

茜色の空に 富士山が浮かび上がり

ますます ヒートアップ
5:38

ついに 日の出です

今までの山行の中で 間違いなく ベストスリーに入る 見事な朝陽

これも 新婚マイミクさん を 山の神様が 祝福しているのだろうか???


旭岳〜白馬岳〜白馬鑓ヶ岳〜唐松岳〜五龍岳〜鹿島鑓ヶ岳〜爺ヶ岳

奥は 火打山〜妙高山
常念岳〜大天井岳〜前穂高岳〜奥穂高岳〜槍ヶ岳〜乗鞍岳〜野口五郎岳〜水晶岳〜黒部五郎岳〜赤牛岳

手前は船窪岳と 高瀬ダム
朝陽を浴びて 真っ赤に染まる マイミクさんの マイミクさん

立山三山〜別山〜剱岳

あまりの絶景に 山頂にいた 人々は 興奮のルツボ

何故か 妙な 一体感と 連帯単に包まれる  ・・・・ そう 感動の共有&共鳴 現象なんだ

黒部ダムを見下ろす 立山と剱は 神々しく まさしく 神が宿っているかのごとし

朝飯も喰わず1時間近く この素晴らしい サンライズショーを堪能した

扇沢方面へ下山する 新婚マイミクさんに 別れを告げ

種池山荘方面へと続く稜線を目指して 山頂を降りる

スバリ岳との鞍部で どっしり 朝食休憩

味噌汁に 切り餅を入れて 簡易雑煮

朝食後は 生理現象を催すが 針ノ木 からも スバリ方面からも まともに 視界が利き、隠れる場所を探すのに一苦労

朝陽は あんなに 素晴らしかったけど、実は 本日は快晴では無く 高曇り
スバリ岳から 針ノ木方面を振り返る

針ノ木〜野口五郎〜水晶〜赤牛〜薬師〜五色ヶ原

あまりに 腹がへって 「何か食い物無いか?」と思い 新越乗越山荘に立ち寄るが、カレーしな無いし・・・・

仕方が無く パンを齧って すぐに出発
映画 『点の記』を 思い起こさせる 剱岳の長次郎谷と平蔵谷の鋭い爪痕
岩小屋沢岳 手前の ハイマツ帯で 2組の つがい の ライチョウに出会う

針ノ木岳から 歩くこと6時間

ようやく ガスの向こうに 赤い屋根が可愛らしい種池山荘が見えてきました
種池山荘手前は そろそろ 黄葉が始まっています
種池山荘到着は 12:40 余裕で扇沢まで下山可能な時間だ。 しかし、臭い体で 電車に乗って 賑わう都心へと帰るのは如何なものか?

扇沢から バスで 大町温泉郷へ立ち寄り 汗を流すと さらにそこから 電車に乗って 都心到着は 23時頃と予想される。 

予定通り 種池山荘で もう1日 テント泊が良いか?

いやいや フライシートのチャックが 完全に壊れている状態で 今晩 雨に降られるのは・・・・・?

それなら 大町温泉郷で のんびり 温泉で1泊なんちゅうのも良いなぁ〜

気分はハムレットとなり あれや これや と 考えたが・・・・

考えながら ビール飲んだら 即決!!!

もう 歩くの面倒やし、テント泊が 最も安価やし!

っちゅうことで 種池山荘で テント泊することになった

この 結論が 大正解!!!

ビール飲んで 寛ぎ・・・・・

焼酎飲んで うだうだ・・・・・

カレーと フランスパンの 早い夕食 ・・・・・

など 寛いでいるうちに ガスガスの曇天から 天気が好転し

朝陽に続いて 素晴らしい 夕暮れの前の景色を堪能できた

爺ヶ岳へ続く登山道
爺ヶ岳方面から 種池山荘

左は 岩小屋沢岳

立山三山〜別山〜剱岳
すっかり 秋の空です

こんな素晴らしい景色に 誘い出され

種池山荘泊の 海○保安庁のソロ男性

某有名 山道具店勤務の ソロ女性

が 集まり 山談義

たまたま 偶然 お2人は 大根踊りで有名な 某大学卒

特に ソロ女性は 山岳部出身と 云うことで 大いに山談義に花が咲いた

さすがに 山岳部出身っちゅうことで ここから 唐松岳へと後立山を北上した後 最後は 祖母谷へと下山するアブノーマルコース

楽しい会話で すっかり ヘベレケとなり 日暮れとともに テントに戻り そのまま就寝


扇沢(蓮華・針の木〜種池山荘)周回 山行記:

・1日目の記録 
・2日目の記録 (このページ)
・3日目の記録 

 


コースタイム


0日目 (9/13 土)

20:30 21:30 23:00 23:00 4:30
都内の隠れ家 都庁大型バス駐車場 毎日アルペン号(車中泊)

1日目 (9/14 日)

4:30 5:00 6:10 8:10 9:00 9:50 10:40 13:30 14:50
扇沢駅 大沢小屋 最終水場 針ノ木峠(テント・昼食) 蓮華岳(大休憩) 針ノ木小屋(テント泊)


2日目 (9/15 月)

3:45 4:30 5:30 6:20 6:30 7:10 7:30 9:00 10:10 10:45 11:30 12:40
針ノ木小屋 針ノ木岳(ご来光) 鞍部(朝食) スバリ岳 赤沢岳 鳴沢岳 新越乗越山荘 岩小屋沢岳 種池山荘(テント泊)


3日目 (9/16 火)

5:00 5:45 6:50 7:25 7:40
種池山荘 レリーフ 爺ヶ岳登山口 扇沢駅


7:55 8:10 9:14 9:30 9:34 10:37 11:08 13:33 14:40
扇沢駅 大町温泉郷(薬師の湯) 信濃大町 松本 (あずさ 14号) 新宿 都内某所




ピッケル君のアウトドア









































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