荒川三山

山行日 2013年10月12日(土)〜14日(月)
同行者 RINちゃん
山のデータ 烏帽子岳: 2726 m
小河内岳: 2801.6 m
板屋岳: 2646 m
荒川前岳: 3068 m
荒川中岳: 3083.2 m
悪沢岳: 3141 m

荒川燦燦
10月 体育の日の3連休 (^^)v  紅葉で大混雑するであろう北アルプスを避け、 南アルプスの中で未踏の 荒川三山をターゲットに決めた。
・・・・・とは云え、世間は3連休。 椹島への唯一のアクセス手段となる 畑薙第一ダムからの 
あの悪名高き 「東海フォレストバス」 は 大混雑に違いない

ちょっとロング山行にはなるが、
鳥倉林道から高山裏避難小屋に入り、ここを拠点とした2泊3日のプランを考えた。
これなら、 車のアクセスも比較的 簡単で、 人気も少なく 
ひっそりとした秋の南アルプスを 堪能出来そうだ。

こんな 裏口アクセスとも云える計画に 例のRINちゃんが 同行してくれると云う。
すでに荒川三山は経験済みのRINちゃんではあるが、 前回は 荒天で 全く何も見えなかったんだそうだ。 
実はRINちゃんって 自他ともに認める 雨女で 荒川三山に限らず、8割がたの山行が ガスで何も見えていないらしい (-_-;)

今回は 絶好の秋晴れの3日間が期待でき 雨女のRINちゃんに 
荒川散々ならぬ荒川燦燦を 満喫してもらおう!!

鳥倉林道終点の駐車場で 前夜泊。 海の日の3連休に比べれば、車も比較的少なく、ゲートに近い第一駐車場に停めることが出来た。

翌朝、周囲の喧騒と天井を叩く雨の音で目が覚める。 出だしから一気に萎えて 2度寝を決め込む。

小雨はすぐに止み、 黄葉色づく 林道を出発
三伏峠への登りは 今回で3回目。

いつもは たっぷりとした水量を誇る、6/10 上の水場も 今は ポタポタ状態。 前回の教訓を活かして、今回は念のため 1Lの水を汲んでおく。

流水補給は 困難なので、一斗缶に溜まった水を利用。
今年の海の日の3連休は 立錐の余地も無いほどだった三伏峠のテン場も 今日は ひっそり。

やっぱり テン場って 喧騒は似合わず、 こんな ひっそり感が良く似合う。 

お花畑も 花の季節は終わって 静寂の秋の装い

やっぱ 秋って 「マイナーコード♪ の 歌」が 良く似合うんだな

自称「雨女」、いつも 何も見えない ガスガス山頂で 赤いカッパ来て 必殺自分撮りの画像ばかり・・・・ と 自虐的に語るRINちゃんだが


今日は 雲一つない 秋空

南アルプス360度 大展望に 大満足

後ろは 甲斐駒〜北岳〜間ノ岳〜塩見岳

どうよ!? この 青空!!

しかも RINちゃんの 雄姿って 男前やし!



今日は西側のl高気圧の張り出しで 青空ではあるものの、東側の低気圧から延びる前線の影響で北西の風が強烈との予報

謂わば、西高東低の冬型気圧配置

標高2500 m 付近では 風速20 m以上かと心配した (>_<)

確かに稜線は ピューピュー ゴーゴーの 強風ではあるが、登山道は 風裏となる箇所が多く、 風裏では 暴風が嘘のように穏やかな天気

同日、双六方面に行っていた山友によると 北アルプスの暴風は はるかに強烈だったらしい

やっぱ 
南アルプスを選択して 大正解!! って 悦に入る



中央アルプスは 真っ青に全貌が見えるが、北アルプス方面は 山沿いに ずぅ〜っと 白い雲が覆っている

ヘタしたら 雪がちらついているカモ??


憧れの 蝙蝠尾根

この夏、RINちゃんと 仙塩尾根南部縦走の際に 蝙蝠ピストンを企画したが、想定外の土砂降りで断念した。

「次こそは 絶対 やっつけたんねん!」って 闘志をかきたてられる
塩尾根,塩見岳,北荒川岳,新蛇抜山,安倍荒倉岳仙塩尾根宮地,塩見岳,北荒川岳,新蛇抜山,安倍荒倉,両俣小屋,南アル

小河内岳へと続く この登山道と 小河内避難小屋の景色 大好きです

さらに その奥には 今回のターゲットの荒川岳を始め、赤石岳〜聖岳〜兎岳〜中盛丸山〜大沢岳 南アルプス南部の山々が見渡せます

小河内岳山頂から 我らが 富士山 と 荒川岳

当面の目標を達成して 落ち着いたら こんな絶景の小河内避難小屋に泊まりたいなぁ〜

もはや 時間は12:30、 すでに 6時間以上も歩いている

本日の お宿となる 高山裏避難小屋まで せいぜい 2時間程度だと思っていたら

まだまだ CT で 3時間以上もかかる (-_-;)

ピ: 「ひぃぇ〜 まだ 3時間以上もあんのん?」 って 弱音吐いたら

R: 「そやし 初めから 遠ぉ〜いでぇ〜! って 言ったやん??」

R: 「誰や こんな計画立てたん??」
 って RINちゃんに 怒られた (>_<)

確かに ここからが 遠かった・・・・・・

南アルプス 特有の 樹林帯の中をワシワシ 歩く

雰囲気的には 苔生す 大峯か・・・・・・

小河内岳からの下りの岩場で 右足を大きく曲げた際に 
膝裏の腱(半腱様筋と半膜様筋の腱)が パキッ と鳴った

ヤバッ!??  腱 断裂 するんチャウかぁ〜

痛みはほとんど無いが、 次に大きく曲げたら 断裂しそう????

慌てて 膝に テーピング

こんな 時  鈴鹿で山岳救助 や 遭難捜索に 係わっているRINちゃんが 頼もしい

正しい膝のテーピング法を指南してくれた

登山ルートは 大日影山の山頂を踏まず 東側をトラバース

板屋岳方面に目を向けると 
むっちゃ ピラミダルなトンガリが目に入る。

もう すっかり バテバテ気分で、 
「ひぃ〜 あんな 急峻な山 登られへんで!?」 って 思ったら、ルートは そちらへは向かわない。

どうやら あの ピラミダル ピークは板屋岳北東の小ピークらしい。

板屋岳山頂は 写真のピークの もう少し右側、 樹林帯の中のピークで 全く展望が無い。


板屋岳から下ると 西側が大きく切れ落ちた 崩落道

写真で見るほど 恐怖感は無いが、確実に
 「落ちたら アレェ〜!?」な 展開であることは間違いない

眼前には 荒川前岳 赤石岳が聳えている
バテバテ 9:20 の歩行で ようやく 高山裏避難小屋に到着。

小屋前には 前橋から来られたと云う ソロテントのお兄さんが1人。 剛脚で 我々と同じく鳥倉林道からアプローチして 13:30頃には到着したと云う。

満員に備えて テントも持参してみたが、本日の避難小屋は貸切状態のようだ。

早速、下り 10分の水場に 水を調達に行く。 まだか まだか? って 感じで だいぶ 遠かったが、 ジャブジャブ出るほど水量は豊富。 味も十分満足だ。
外は 寒いので 小屋の中で 早速 宴会。

今日は 新たな試みとして 「マルシン ハンバーグ」を 持参してみた。

ちと 塩味が少ないものの、大満足。

RINちゃん恒例 フランスパンに合わせると ハンバーガーみたいで 超美味い。

最近、山行時の食欲減退に苦しんでいるが、 この フランスパンなら 食が進むことが判明 (^O^)/




荒川前岳が 夕陽に染まる

奥茶臼山と前茶臼山の間の稜線に 夕陽が沈み

焼酎を200 mL程度 飲んだだけで、 そのまま 眠りに就いた

 

荒川三山 山行記:

・1日目の記録 (このページ)
・2日目の記録 
・3日目の記録 
 


コースタイム

0日目(10/11 金)

21:00 0:10
名古屋南部 鳥倉林道終点(車中泊)

1日目(10/12 土)

6:10 6:50 9:45 10:45 12:30 14:45 15:30
鳥倉林道終点 鳥倉登山口 三伏峠 烏帽子岳 小河内岳岳 板屋岳 高山裏避難小屋(小屋泊)

2日目(10/13 日)

6:10 8:50 9:10 10:40 12:30 14:40
高山裏避難小屋 荒川前岳 荒川中岳 悪沢岳 荒川前岳 高山裏避難小屋(小屋泊)

3日目(10/14 月)

5:15 8:30 9:50 10:30 12:20 13:00 14:50 15:30 19:30
高山裏避難小屋 小河内岳 烏帽子岳 三伏峠 鳥倉登山口 鳥倉林道終点 清流苑 名古屋南部





ピッケル君のアウトドア









































inserted by FC2 system