蝙蝠岳
(1日目)
蝙蝠岳山頂
山行日 | 2015年8月21日〜23日 |
同行者 | 単独 |
山のデータ | 蝙蝠岳 2,864.7 m |
2年越しのリベンジ 2年前の2013年、鳥倉林道から北岳へと突抜け南アルプス中央部の主脈を踏破する野望を企てたが、生憎の荒天で、ボーリングの大スプリットのように、白峰三山と蝙蝠岳を踏み残してしまった。白峰三山は、同年、速攻でリベンジしたものの、蝙蝠岳は1本 ポツンと残されたまま。 1ピン残しの蝙蝠岳を倒しに行くのは、なかなか計画が立てづらい。鳥倉林道は、3回も登っているので、別ルートとなる南側の二軒小屋からアプローチすることにした。 |
またまた、名古屋出張から帰京後に、夜行バスで出かけると云うハードプラン。。。。。 なんで、いつもこうなるのかなぁ〜??? まぁ〜 今回は のんびりプランだから勘弁しといたろ! |
始発より1時間早い臨時バスで、畑薙ダムから椹島へ とは云っても、二軒小屋への送迎バスは、9:00まで出ない ちゃっちゃと山行準備を整え、赤石方面へと向かう登山者を横目に、コーヒー淹れて、のんびり朝食 |
毎日アルペン号(東京〜畑薙ダム)、東海フォレストバス(畑薙ダム〜椹島)、二軒小屋送迎バス(椹島〜二軒小屋)と3本もバスを乗り継ぎ、ようやく二軒小屋到着。 二軒小屋への送迎バスは、1泊2食で二軒小屋に宿泊する者だけが利用できる。 限られた日数で、蝙蝠岳を制覇するための贅沢プランだ。 ピッケル君の場合、徳右衛門岳付近でテント泊し、翌日の下山後に二軒小屋に宿泊と云う変則プラン。 徳右衛門はキャンプ指定地では無いため、予約時に拒否されるかとヒヤヒヤしたが、問題なく受け入れてくれた。 |
大先輩であるDOPPOさんからは、『徳右衛門岳への登りは厳しいので、二軒小屋にテントを張り置き、空身でピストンした方が良い』とのアドバイスを頂いた。
まだ、9:30やし・・・・・、『少しでも標高の高いところでテント張りたい』との思いから、そのままテント担いで、徳右衛門まで登ることにした。
バスクリンをぶちまけたようなエメラルドグリーンの田代湖
二軒小屋から20分ほどの林道歩きで、蝙蝠岳登山口へ DOPPOさんの忠告通り、登山口から いきなり急登の連続 事前情報をインプットしてたので、今日は 「焦らず騒がずマイペース」を心掛ける 尾根筋に乗ると、「いかにも南アルプス!」ちゅう感じの緑濃い登山道 |
登山口から1時間弱で、中部電力の管理棟に到着 1時間ごとにしっかり1本取って、エネルギー補給を心掛ける。 今回は、『脚の攣り対策』のため、「バッチリ塩を効かせた自作の男飯」 やっぱ、塩味効いたおにぎりって 最高やネ 。。。。。とは、云うものの 自分で握ると どうしても固結びになっちゃうんだなぁ〜? もう少し ふっくら 握れないもんやろか??? そんなこと考えていたら、ゴトゴト、、 ガンガン 何やら音がする・・・・ 中部電力の管理人たちが トロッコに乗って上がってきた 何や アレ乗せてもらったら楽チンやったのに??? |
2回目の休憩は、ちょうど 12時 p2216の手前。 ここで 用意した 男飯を全て喰いつくした。 さてさて4回目をどうしようかな? 、、、何て思っているうちに 目標地点である徳右衛門手前の水場分岐に到着 おいおい まだ4時間経ってないぞ!? 楽勝ヤンカ?? って 云うのは大きな勘違い。 ここからが苦難の始まり |
分岐の少し下に、小スペースがあり、そこにザックをデポして、水汲み支度。 すぐに 水場の上部と思われるザレ場に出るが、ザレザレ 急峻のため直下りは危険 トラバースして樹林帯からアプローチするが、木々に邪魔され 思うように下れない。 地図には、「水場往復15分」 なんて書かれているが、、、、、 水場往復だけで 1時間20分も要してしまった。 北アルプス 船窪小屋の水場は 「日本一危険な水場」 なんて 呼ばれているが、 こちらの方が はるかに危険。。。。。 しかも 水汲みに行く時から、雨が降り出し、濡れ鼠になってしまった。 すっかり心が萎えたけど、水場分岐のテン場は あまりにも 狭いし 侘しい。 頑張って 徳右衛門山頂まで 3Lの水を担ぎ上げる |
事前調査とおり、山頂少し手前を右(東)に入ると ドンピシャ 1張り分の テントスペース ようやく テントを張り終えたときには、水場到着から2時間が経過していた。 |
テント上部に紐を張り、濡れた服を脱いで乾かす
乾いた服に取り換え ひと心地
雨も強くなってきたので、テント内で 恒例のぉ〜 ゴーヤちゃんぷるぅ〜
まずは ゴーヤを細切り・・・ ゴーヤは 中ワタを出し ラップに包んで持って来ます |
いつもは レトルトパックのスパムを使うんですが・・ 近所のスーパーでは売ってないので・・・・ 仕方なく 魚肉ハンバーグで代用 |
ゴマ油で炒め チューブ入り味噌汁で味を調えます |
バゲットは 喰い終わった後の コッヘル掃除にも便利 |
丹沢縦走の 山行記: ・1日目の記録 (このページ) ・2日目の記録 ⇒ ・3日目の記録 ⇒ ルート地図はこちら ⇒
2日目
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