ブナ自然林の天城山縦走


ブナの巨木

山行日 2014年11月23日(日)〜24日(月)
同行者 単独
山のデータ 万二郎岳: 1,299 m
万三郎岳: 1,405.3 m
小岳: 1,360 m


ちょうど10年ほど前の関東単身赴任時代に 「奥多摩」 「奥武蔵」のメジャーな山々は ほぼ制覇した。
今回の関東単身赴任では、もう少し足を延ばしてアチコチ行ってみよう! っちゅうこって、東京から1泊2日程度で行けそうな山々を巡り中。
11月の勤労感謝の日の3連休、当初は2泊3日で甲武信〜金峰山〜瑞牆山の百名山3連発をやっつけようと思っていたが、生憎3連休初日に仕事が入り、計画変更を余儀なくされる。
もう、この時期、北関東は寒いので、同じく百名山に名を連ねた天城山へとターゲット変更。
天城山なんて、お手軽簡単、日帰りが当たり前の山なのに、「どうせ単身赴任のアパートに居ても仕方ないし」、 「折角、交通費かけて行くのなら温泉も満喫したい」、、、、てな思考で、無理して1泊2日で縦走してきました。
 
経費節約のため、川崎から東海道本線の普通列車に乗って、熱海へ、そこから、「伊東線」なんちゅう、ローカル線に乗り換え「伊東駅」へ

ついつい、
「伊東へ行くなら、ハ・ト・ヤ♪ 電話は ヨ・イ・フ・ロ♪」って 口ずさむ。(いまだに この宣伝 やってるんヤロカ?)

伊東からは、「東急リゾートバス」に乗り、天城山への登山口となる「天城高原ゴルフ場」へ。
満車状態の駐車場から富士山が見えて、出だしからハイテンション。

天城山は、百名山の中で唯一、南側から富士山が拝める山らしい。 期待に胸が膨らみ、いつもの せっかち山行となってしまった
登山口からは すぐに 雰囲気の良い自然林に包まれる

台高や大峰に比べると樹齢がいっているのだろうか? ヒメシャラも巨木が多い

そんなご機嫌の森で、可愛い犬連れの老夫婦に出会う。 シェルティーだろうか? 東京単身赴任で最も寂しがってくれている我が「愛犬なると」を思うと・・・・(涙
昭文社の地図に「富士山が見える」なんて 書いてあるので「四辻」から万次郎岳への直登コースを選択

駐車場から見えた富士山は すでに頂きに うっすら雲がかかっていた

すっかり雲に覆われる前に拝みたいって 気ばかり焦る

富士山、富士山、ふ・じ・さぁ〜ん! って

ガンガンにぶっ飛ばすが いつまで経っても拝めないまま、万次郎岳に着いてしまった

すれ違うハイカーに 
「富士山って どこで見えましたか?」って聞いたら、馬ノ背付近と万三郎の山頂付近でしか見えないらしい

万次郎岳山頂付近では、多くの人々が昼食を摂っていたが、「富士山追跡病」のピッケル君は、休みも取らず、そのまま馬ノ背を目指す



万次郎岳からは、いったん大きく下る。 眼前に万三郎が見えるのかと思ったら、山頂はその先の尖がりのようだ

ひぃえ〜 富士山展望は まだまだ 先やんか!?

馬ノ背の少し先で ようやく富士山をロックオン

しかし、木々が邪魔になるし、 
ドッカァーンって 感じじゃなく チョロって感じ

期待を大きく裏切ってくれた



とりあえず百名山なので、定番記念撮影

なんか 絵にならないから、今度から定番ポーズ考えなきゃ!?
山頂は狭く、大勢の人がいるので、少し先の風裏で昼食

たっぷり塩の効いた 「男飯」が疲れを癒す

山頂の少し先でも 富士山が拝めるスポットがいくつか散在するが、どこも 眼前の木々が展望を遮る

うぅ〜 いっそ 木々 切り倒したるぞぉ〜 なんて 過激な思考に陥る
富士山展望が期待外れで すっかり傷心

「何や! どこが百名山やねん」 「しょぉ〜もなぁ〜!」 なんて 一瞬思った

ところが 小岳〜戸塚峠〜白田峠〜八丁池の縦走路は 
素晴らしい ブナの自然林

歩みに合わせて 
落ち葉が フカフカ カサカサって 音を立て

時にヒラヒラと舞い落ちる

あぁ〜 この雰囲気 最高に癒されるぅ〜

やっぱ 来てよかった

この素晴らしさ 天城高原ゴルフ場から万次郎と万三郎を周回しただけでは絶対に味わえない

縦走してこその 天城山

やっぱ 百名山の価値は十分にある
四股踏んでるみたいです

ブナじゃぁ〜無いみたいですけど 何の木でしょう?
癒しの森を2時間ほど 気分よく歩き

目的地である 八丁池へ到着

テントを張り終えるころに ちょうど 対岸の森が夕陽に照らされ 幻想的


八丁池はフカフカの絶好のサイトではあるが、キャンプ指定地では無い

それでもピッケル君を含めて今宵の御客はテント3張り


水場は無いので、本日の行動用お茶2本
夕食〜朝食用の水2本
翌日の行動水2本

合計3Lもボッカしてきた(総重量15 Kg)が・・・・
気温が低いせいもあり 本日の行動で1本しか使用していない

夕食も最近マイブームである イナバ缶とバゲットとスープ
これなら水の消費もほとんど無い

最終的には半分の1.5Lでも十分だった



天城山縦走の 山行記:

・1日目の記録 (このページ)
・2日目の記録  


ルート地図はこちら 



コースタイム


1日目(11/23 日)

6:50 7:03 7:07 7:17 7:21 7:29 9:02 9:08 9:30 10:10 11:05
隠れ家 池上 蒲田 川崎 熱海 伊東 天城高原ゴルフ場

11:10 12:00 13:00 13:30 14:00 14:30 15:00 15:50
天城高原ゴルフ場 万次郎岳 万三郎岳 小岳 戸塚峠 白田峠 八丁池(テント泊)




2日目(11/24 月)


5:30 7:10 8:30 8:50 9:00
八丁池 向峠 天城峠 天城峠バス停


9:24 9:55 11:10 11:35 11:44 12:21 12:27 12:41 13:40 14:02 14:04
天城峠バス停 湯の国会館(温泉) 修善寺 三島 熱海(昼食) 小田原


14:04 14:48 14:52 15:11 15:20 15:23 115:30
小田原 横浜 蒲田 池上 隠れ家




ピッケル君のアウトドア









































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