後立山南部縦走 その1
(唐松岳・五竜岳・鹿島槍ヶ岳・爺ヶ岳)


山行日 2009年9月19日(土)〜21日(月)
参加者 単独
山のデータ 唐松岳: 2696.4 m
五竜岳: 2814.1 m
鹿島槍ヶ岳: 2889.1 m
爺ヶ岳: 2669.8 m




五竜山荘の夕焼け
(左奥は唐松岳)



1日目の記録

秋のシルバーウィーク 炎の5連休 \(^o^)/

8月は 家庭の事情で 恒例のアルプス山行もお預けで 長らく ストレスが溜っていた。

「何としても 秋の5連休は アルプス山行を死守するぞぉ〜!」 堅い誓いと共に あれやこれやと 計画を練る。 当初は 畑薙第1駐車場を起点とした 南アルプス主峰 大周回(荒川岳・赤石岳・聖岳)を計画したが、台風14号に恐れをなし。。。。。。。 少しでも 台風の影響の少ないと思われた 後立山南部縦走に 計画変更。

あらかじめ山行準備一式を積み込んである車で 会社から 白馬へ直行。 「シルバーウィーク」 & 「高速道路 1,000円」 で 心配された渋滞も無く 6時間30分程度の走行で 八方第3駐車場に到着。 駐車場には、先客7〜8台程度。 すぐに寝酒をかっくらって 就寝。

あっと云う間に 標高1830M


朝 目覚めると 駐車場から 白馬三山が眼前に聳えている。 いきなり 朝から ハイテンション。 
トイレ、洗面、軽い朝食を済ませて ゴンドラリフト乗り場へ向かう

ゴンドラリフトアダム、アルペンリフト、グラートクワッドなど 難解な名前のリフト3つを乗り継ぐと あぁ〜と 云う間に 標高1830mの八方池山荘に到着。

シルバーウィークってことで ゴンドラリフトも大混雑かと思いきや、始発7:30時点では さほどの 行列でも無い。

八方池山荘から 八方池付近までは なだらかな登りで 格好のハイキングコースだ。 

花の季節は ほぼ終了で 季節は草紅葉。 それでも タカネマツムシソウ、タテヤマウツボグサ、ハッポウワレモコウ、カライトソウなどが ちらほら 咲いていた。

お花のページは こちら  

八方尾根はすでに草紅葉が始まっていて白馬三山とのコントラストが素晴らしい 八方池と 不帰ノ嶮 不帰キレット

第3ケルンを過ぎたあたりから 徐々に 急登となる。

p2361手前で 柿の葉寿司 1本 \(^o^)/

養老SAで買った 「柿の葉寿司」(サケ1 + サバ1) と 「焼き鯖寿司」
嬉しいことに 賞味期限がどちらも明日(9/20)までなので、今日は 柿の葉、 明日は 焼きサバ と メニュー配分。

よくよく見ると 原材料名: すし飯(米、すし酢)、サーモントラウト(チリ産)。。。。。。 うんぬん と書かれている。 うぅ〜む 伝統ある奈良の柿の葉寿司の材料も チリ産のサーモンなのかぁ〜!?

あれ!? すし飯(米) って もしかして カリフォルニア米かぁ〜?

いやいや 「京都丹後の美味しいお米を使用」って 書いてあるし。。。。。

「米」 って コメ の ことで アメリカ の ことじゃ 無いのね(ホッ)

なんて 薀蓄 しながら 軽ランチ  まだ 時間は9:30だ


柿の葉寿司を食いながらも 視線は 白馬三山から 離れない。。。。。

ガスに覆われた唐松岳

八方山荘から2時間40分。 唐松岳頂上山荘に着く頃には あたりは すっかり ガスに包まれてしまった。
とりあえず 山荘で 山バッヂを買って ザックを置いて 山頂を目指す。
山頂到着時も ガスガスで 何の展望もなし。

隣で 一眼レフを構えた若者2人組みと あれこれ 会話しながら ガスが消えるのを待つ。
ちらっ ほらっ と 。。。。。 ガスの切れ間が訪れ。。。。
そのたびに 周囲に歓声が上がる。 みんな 考えていることは同じようだ。。。。。。

ガスに覆われた唐松岳山頂 一瞬のガスの切れ間から 剱岳が顔を出す

唐松岳山頂から 五竜岳


唐松岳頂上山荘からは ガレた 岩場で クサリ場や トラバースなどの連続。 

ここが 「牛首」と呼ばれる難所。

明日の 八峰キレットの予行演習 って 軽い ノリで やっつける。


大黒岳手前の稜線には ヤマハハコ、イワツメクサ、カライトソウ、タテヤマリンドウ などが 咲いている。


白岳手前のハイマツ帯から 唐松岳 と 大黒岳を振り返る 白岳へと続く稜線 すでに ヘロヘロ状態



唐松岳から白岳までは、 ルンルン気分の 稜線漫歩\(^o^)/ なぁ〜んて 楽勝気分でいたが。。。。。。。

重いテン泊装備で歩いてきた 「八方から唐松への登り」、「牛首の難所」が ボディーブロー のように 堪え、、、、、 ヘロヘロ (-_-;)

ひぃえぇ〜 重い 辛い (トボトボ。。。。。。) など 泣き言を言いながら 白岳へと続く稜線を歩く

「今までのテン泊 山行の中で 最も辛いんじゃぁ〜ないかぁ〜?」 と その歩きながら 考えたような気がする が こうやって レポアップしている時点では 「そんなに しんどかったっけ?」 てな感じで またまた 「しんどいこと 健忘症」 なんだ。 さらに 今となっては 「次はどこ行こかぁ〜?」 ってな 状態なので 能天気にもほどがある???

五竜山荘 テン場 で イタリアンな夕餉

ぴったし 6時間の歩行タイムで 倒れこむように 五竜山荘 テン場着。

すでに 10〜20張り 程度のテントが張られていて なかなか スペースが見つからない (-_-;)  かろうじて 1箇所 バッチリ スペースを確保。

五竜山荘テン場より 夕日に照らされる白岳 と 唐松岳


ぐったり お疲れモードを癒すべく ビールは 奮発 750MLのロング缶だぁ〜 (^_-)-☆
なんて 意気込んで みたが、 疲労が大きく 途中で 食傷気味。。。。。。

そのまま 「パスタ」 と 「あぶり焼きチキン(ハーブ&レモン)」 などという イタリアンな ディナーに 突入 \(^o^)/

パスタは 「ソールレオーネ エスプレッソパスタ スパゲッティ・トマト&マッシュルーム」 パスタ&ソースが一体となっていて 300MLのお湯で煮込めば出来上がり っちゅう なんとも 優れもの。 しかも 美味! と きたもんだ。 パスタ好きの ピッケル君としては 大満足。 これ はっきり言って 超オススメです。

「あぶり焼きチキン」は 伊藤ハムのレトルト食材。 「要冷蔵」なんて 書いてあるけど 結構 へっちゃらだぜ〜  レモン風味が最高!

これに ミニトマト なんぞ 添えて ご機嫌な夕食。
 

デザートは 素晴らしい夕焼け

食後にダラダラ ゴロゴロ していると 徐々に 夕日が沈みだす。 隣のソロテンのアンチャンと しばし 夕日に見惚れる。


結局 この 「隣のソロテン・アンチャン」とは 冷池山荘、 扇沢、 信濃大町から白馬への電車 などなど アチコチで 同行することとなる。

焼酎をペットボトル半分ほど 飲むと そのまま 夢の中へ突入  ZZZZZZzzz.....

2日目へ⇒

後立山の野草はこちら 

0日目: 9月18日(金)

6:40 0:15 25:30
神戸 豊科IC 八方第3駐車場(車中泊)


1日目: 9月19日(土)

6:40 6:50 7:35 8:10 11:10 11:40 14:10
八方第3駐車場 ゴンドラリフトアダム 八方池山荘 唐松岳山頂 五竜山荘(テント泊)


2日目: 9月20日(日)

5:35 6:30 6:45 10:18 10:38 13:00 13:20 14:10
五竜山荘テン場 五竜岳 キレット小屋 鹿島槍ヶ岳(南峰) 冷池山荘(テント泊)


3日目: 9月21日(月)

5:15 6:50 7:00 7:30 7:40 8:05 8:25 10:30
冷池山荘テン場 爺ヶ岳・中峰 爺ヶ岳・南峰 種池山荘 扇沢ロッジ
10:55 11:40 12:03 10:43 13:10 13:20 13:45 15:12 22:20
扇沢ロッジ 信濃大町 白馬駅 八方第3駐車場 八方第2湯の郷 糸魚川IC 生駒




ピッケル君のアウトドア









































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