大岳山
(大岳山 1266m)

2004年11月28日(日)

参加者: 単独


大岳山頂からの富士山


ルート:


   5:52   7:28   7:32     7:55        8:30    8:50    9:50      11:00    11:45   14:00
  南与野 ⇒ 武蔵五日市 ⇒ 払沢の滝入り口 → 天狗滝 → 綾滝 → 富士見台 → 大岳山頂 → 御岳山 → 古里駅




今回のルート (カシミールにて作成)

紀行文:

奥多摩三山制覇
昨年11月から埼玉で単身赴任生活を開始して約1年。2月に御前山、5月に三頭山に行っているので、今回の大岳山で、奥多摩三山を制覇することになる。三頭山からスタートして、御前山の避難小屋で一泊すれば、1泊2日の行程で、一気に三山制覇ができそうだ。次に機会があったらやってみよう。

大岳山へのルートは、御岳山のロープウェイを使って入るルートが一般的のようだが、ヘソ曲がりのピッケル君は、銀座コースの裏側から攻めることにした。武蔵五日市からバスで払沢の滝入り口へ。北秋川沿いの車道をしばらく歩くと、渓谷沿いに紅葉が綺麗。時期的にはもはや紅葉も終わりだが、所々にもみじが真っ赤に色づいていた。天狗滝をとおり沢道で馬頭刈尾根へ向かう。このコースの上部には「つづら岩」と云う一枚岩があって、ロッククライミングのトレーニングに使われているようだ。3組ほどのクライマーがこのコースで入山していた。みんなヘルメットをかぶって颯爽としている。暢気なハイキングスタイルはピッケル君だけだった。

北秋川沿いの紅葉 天狗滝と紅葉


林道入り口〜天狗滝〜綾滝までは、勾配もきつくなく、薄暗い林道を歩く。綾滝を過ぎた頃から、馬頭刈尾根までは、一気に登りつめる感じで勾配もきつくなる。ちょうど尾根に辿り着いた所に「つづら岩」が聳えていた。馬頭刈尾根には暖かな日差しがあり、快適に歩くことができた。白倉沢からの合流点を過ぎたところで、一気に北側の視界が開け、目指す大岳山が視界に飛び込んでくる。大岳山は、どの方向から見ても急峻な山頂が特徴的だが、こちら側から見るよりも、西側(御岳山)あるいは北側から眺めたほうが、良いような気がする。


馬頭刈尾根から望む大岳山 富士見台からの富士山


しばらく行くと、「富士見台」と書かれた見晴台に到着。その名前にふさわしく、雄大な富士山を眺めることができる。これで、御前山、三頭山、大岳山、の奥多摩三山の全部で富士山を拝んだことになる。富士山の展望具合からは、5月の三頭山がNo. 1と思われた。ここの富士見台も視界の広さと富士山の雄大さでは、三頭山に劣らない。今日は空気の澄み具合が今一で、富士山が少し霞んでみえる。もしかしたら、浅間山の噴煙の精かも知れない??先週、谷川岳から展望した際に、浅間山の噴煙が南東方向に延々伸びていたから。。。。

大岳山荘 大岳山荘


富士見台から30〜40分ほど歩くと、有名な大岳小屋が見えてきた。かなり年期の入った山小屋だが、表に「山バッチ」がぶら下がっていて、昔懐かしい感じがした。そういえば、子供の頃に父親に連れられてあちこち奥多摩、六甲、葛城・和泉山脈の山々を歩いたが、「山バッチ」があると、必ずお土産に買ってもらった記憶がある。つい懐かしくなり、大岳山の「山バッチ」を買ってしまった。そう云えば、昔買い集めた「山バッチ」が実家に残っているので、今度、このHPで「山バッチ」特集のページでも作って紹介してみよう。

山荘手前の展望台は見晴らし最高で、富士山の眺めが抜群。3歳〜4歳の子供3人を連れた家族が展望台で休憩中。山中で小さな子供を見かけると、Shunkiやマーオの小さかった頃を思い出す。今では2人ともすっかりと父親離れをしてしまい、父との山行に付き合ってくれなくなった。来年はShunkiも大学生、ワンダーフォーゲル部に入ると言っているが、どうなることやら。。。日本アルプスに付き合ってくれるだろうか??



大岳山山頂で昼食にする。例によってマルタイラーメンだ。味が気に入っているわけではなく、普通の袋入りラーメンと違って棒ラーメンなので、ザックの中でかさばらないのが便利で山向き。富士山を眺めながら頂けば、十分に満足できる昼食だ。

帰りのルートは、鋸山から奥多摩駅へと抜けるルートと御岳山を経て古里駅へ下るルートが考えられた。鋸山から奥多摩駅は、2月の御前山の際に下山ルートとして使っているので、今日は御岳山から古里駅へと向かうことにした。馬頭刈峠から大岳山荘への尾根道では、全く登山者を見かけなかったが、この尾根道では大勢の人とすれ違う。やはり大岳山へは御岳山から来るルートがメインのようだ。

御岳山が近づくにつれて、人の数が多くなり、どんどん俗っぽくなっていく。やっぱり大岳へは南側からアプローチして正解だったようだ。喧騒の御岳山を過ぎて大塚山への登山道へ入ると、また人気が全く無くなった。ここからは、ひたすら暗い林道を下るのみだ。

古里駅のコンビニでビールとフランクフルトを買って、一人で乾杯。




ピッケル君のアウトドア

























inserted by FC2 system