白山
(御前峰 2702 m)
2003年8月3日(日)〜8月4日(月)
参加者: シュンキ、マーオ


アルプス展望台からの御来光


ルート:


8月2日(土) 
 15:40   19:40
 生駒 ⇒ 白峰村 (ケビンやすらぎ泊)


8月3日(日)
  7:15      7:25   8:00     8:20  8:35   9:30  9:40   11:45     12:25     13:30
 白峰村 ⇒ 市ノ瀬駐車場   ⇒   別当出合  →  中飯場  →  甚ノ助非難小屋(昼食) → 南竜山荘(泊)

8月4日(月)
   4:10        4:46                5:45
 南竜山荘 → アルプス展望台(御来光) → 南竜山荘(朝食)

   7:20                 9:00 9:20    9:45  9:55  10:10  10:43   11:45      12:30   13:35   14:20
 南竜山荘 → (エコーライン) →   室堂   →  御前ヶ峰  →室堂→黒ボコ岩→甚ノ助非難小屋(昼食)→中飯場→別当出合

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↑今回の登山ルート


紀行文:

ついに念願の白山へ

昨年の木曽駒山行の際に、「娘を連れての本格山行もこれで最後!?」の覚悟をしていたが、小学5年生になった今年も無事(?)、父親との山行に付き合ってくれた。

どんな山行でもザックを背負わず空身のマーオを連れての1泊山行では、パパの荷物が重すぎて、とてもじゃぁないけどパパの体力がもたない。そこで、すっかり親離れしてしまったシュンキを説き伏せて、荷物係としてシュンキも同行してくれる事となった。

当初は南竜ヶ馬場でのテント泊を予定していたが、荷物の軽量化を考慮して南竜山荘での食事を予約したら、ちょうど直前に山荘泊のキャンセルが出たとのことで、テント泊から山荘泊に変更。これでますます、パパの荷物は軽くなった。

車酔いのひどいマーオのために前夜のうちに登山口に近い白峰村に宿を取る。利用した「ケビンやすらぎ」は素泊まり1人4000円でケビン1棟を使えるリーゾナブルプライス。

写真1
前夜泊のケビン
ケビンにはガスレンジ、食器、冷蔵庫、などあらゆる物が完備されていてとても快適


準備万端順調に別当出合を出発

白峰村から20分ほどで、市ノ瀬駐車場へ到着、ここからは別当出合登山口までバスに乗る。

登山口で車酔いモードのマーオの体調回復の為、少々時間を費やす。登山口の水道で顔を洗うと、氷水のように冷たく、マーオも気分爽快! 準備万端整えて、イザ出発。

揺れの激しい吊橋を渡って、砂防新道を登る。別当出合周辺にはソバナ、キツリフネソウ、コバギボウシなどの低山系の花々が咲いていた。

写真2
別当出合登山口
写真3
別当出合登山口


ほぼ予定通りに中飯場から甚ノ助非難小屋へ
エアリアマップのルート時間の1.5倍を目処とした計画が必要なマーオも、別当出合〜中飯場までは約1時間でとっても順調。中飯場を過ぎてからは、マーオのペースが一気に落ちる。シュンキはマーオのカメカメペースが我慢できずに、マイペースで甚ノ助まで先に行く。大好きなシュンキに先に行かれてしまったマーオはモチベーションを失って、休憩ポイントごとに大休憩を取る。それでもほぼ当初の予定とおりに中飯場から甚ノ助非難小屋へは2時間ほどで到着。健脚シュンキは1時間強で非難小屋に到着したようだ。

写真4
中飯場で大休憩
写真5
中飯場からは休憩の連続


甚ノ助非難小屋で昼食
甚ノ助小屋でほぼ1時間も待ってくれたシュンキと合流してマルタイラーメンで昼食。大好きなアンチャンと合流できたマーオはゴキゲンに食欲も旺盛。ママの教育で普段は食べる事のできないインスタントラーメンを大喜びでたいらげる。

写真6
甚ノ助非難小屋で昼食
写真7
甚ノ助非難小屋で昼食
写真8
優しく靴ひもを結んであげる兄


K先生と偶然遭遇
甚ノ助小屋からしばらく登ると、シュンキが突然、「あぁ〜!」と、大声を上げる。甚ノ助小屋にでも忘れ物をしたのかと思ったら、目の前にどこかでお見かけしたような方が。。。
なんと、シュンキの所属するワンダーフォーゲル部のもと顧問のK先生が降りてこられる。マーオも1昨年の冬の武奈ヶ岳でK御夫妻と御一緒させて頂いているので、すっかり懐いている。結構狭い登山道で、すれ違う方々に迷惑をかけながら、1長々と立ち話に花が咲いてしまった。K先生は、高校自体のお仲間の夫婦5組で昨日から白山に来られていたそうで、昨夜は室堂小屋に宿泊、今日はお池めぐりを終えて下山中とのことでした。シュンキも思わぬ山の恩師に遭遇してすっかりゴキゲンのようだった。

写真9
シュンキの恩師K先生


南竜道からは水平道で楽ちん
K先生と別れてから15分ほど急登を頑張ると、やっとの思いで南竜分岐に到着。この分岐を左にとると黒ボコ岩を経て室堂へ、、右にとると南竜ヶ馬場へ。我々は楽ちんコースの南竜道を通って、南竜山荘を目指す事にする。

この南竜分岐周辺は、別当出合から登った場合に初めて遭遇するお花畑で、周囲には、ヨツバシオガマ、オタカラソウ、ハクサンフウロ、シモツケソウなどが咲いていた。景色も最高で、別山方面が見渡すことができた。アップダウンが少なく、山の冷たい風が気持ちよい南竜道を快適・爽快にしばらく歩くと、本日の宿泊予定地南竜山荘が見えてきた。

写真10
南竜分岐にて
写真11
やさしく汗を拭く妹
写真12
遠く南竜山荘を望む
写真13
遠く南竜山荘を望む


南竜山荘で初めての山小屋
計画より30分遅く、13:30頃に南竜山荘に到着。夕食までは、まだまだ時間があるし、マーオの体力も残っているようなので、山荘周辺を散策する事に。キャンプ場あたりまでは行ってみるつもりだったが、マーオは歩く事を放棄して、すっかり川遊びや雪渓遊びに時間を費やす。山荘周辺はニッコウキスゲ、ミヤマキンポウゲ、ハクサンコザクラなどが咲いていた。

写真14
山荘近くの雪渓で遊ぶ
写真15
今度は川遊び
写真16
青空満開


マーオは山小屋の2段ベットでおおはしゃぎ、夕食までは、トランプの「大富豪」で盛り上がる。やっぱり子供は山登りそのものよりも、いつもとちょっと変った雰囲気やトランプ遊びが楽しいらしい。マーオの楽しい笑顔を見ていると、日頃のストレスも吹っ切れた感じ。

写真17
南竜山荘玄関


夜はガスがいっぱい出てきて星空は見えなかった。明日の御来光を期待して、8時に就寝。 (^_^)/~~・・・・オヤスミナサイ・・・

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ピッケル君のアウトドア






















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