木曽駒ケ岳
(2956.3 m)
2002年8月25日(日)〜8月26日(月)
参加者: ピッケル君・マーオ・祖父母
千畳敷カールより宝剣岳
ルート:
9:30 12:15 13:50
生駒 ⇒ (京奈和)(京滋バイパス)(名神)(中央道)
⇒ 恵那SA ⇒ 駒ヶ根ビューホテル(泊)
2日目(8/25)
6:42 7:21 8:20 8:40 9:45 11:20 12:15 12:30 13:30
菅の台バスセンター ⇒ しらび平 ⇒ 千畳敷
⇒ 乗越浄土 ⇒ 宝剣山荘 ⇒ 中岳 ⇒ 駒ケ岳
⇒ 中岳 ⇒ ホテル千畳敷(泊)
3日目(8/26)
8:40
10:20 14:30
ホテル千畳敷 ⇒ しらび平 ⇒ 菅の台バスセンター
⇒ 駒ヶ根IC ⇒ 生駒
中央アルプス駒ケ岳ロープウェイのHPはこちらへ
紀行文:
渋滞もなく駒ヶ根に到着
今回は、登山と云うより、完全な観光旅行。マーオと70歳を越した祖父母を連れて、始めての中央アルプスに挑戦。嫁のクサンチッペに”安全第一”、”ゆとりをもった行動計画”と、何度も釘をさされ、2泊3日の超ゆとり計画となりました。1日目は、木曽駒ケ岳へのアプローチ場所となる駒ヶ根高原へ車で移動。夏休みの土曜日と云うことで、渋滞を心配していたが、京奈和⇒京滋⇒名神⇒中央道と快調に走行し、4時間半ほどで到着。
ホテルのチェックインを済ませて、ホテル前の大田切川沿いの遊歩道を散策。「こまくさ橋」や「森と水のアウトドア体験広場」などをブラブラしました。ホテルで豪華な夕食を頂いて、1日目は「駒ヶ根ビューホテル四季」に宿泊。明日の木曽駒ケ岳に備えて鋭気を養う。出発前は天気予報があまり良くなかったが、明日の予報は”晴れ”とのことで、少し安心。
いきなり車酔い
駒ヶ根ビューホテルで朝食用弁当を作って頂き、イザ出発。菅の台バスセンター〜しらび平へのバスに乗る。車1台通過するのがやっとの山道を右に左にカーブしながら40分ほどでしらび平に到着。マーオは車酔いし易く、心配していたのだが、案の定、しらび平に到着する頃にはグロッキー。仕方が無いので、しらび平のベンチで1時間ほど休憩。少し気分の良くなったところで、ホテルで準備してもらった朝食弁当を軽く食べる。
待ち時間もほとんどなくロープウェイ
夏休みの土日は2時間待ちもザラとの情報を各種HPで見ていましたが、前々日からの天気予報が悪かったためか、8時を過ぎても待ち時間はせいぜい20分程度で、すぐに待望のロープウェイに乗車。景色を楽しむ間もなく、約8分で千畳敷に到着。荷物を再チェックして、不要な物を宿泊予定のホテル千畳敷に預ける。千畳敷で記念撮影(写真1)の後、いざ出発!!。天気は最高で、空の色が吸い込まれるほどに蒼い!!。
超々々スローペースのハイキング
千畳敷からカール散策路を抜けて、あっと云う間に八丁坂への登り口。ここまでは、心配していた高山による酸素不足の影響も無く順調。しかし、八丁坂を登り始めると、1歩ごとに酸素不足の影響で、息が上がり、体を動かすのがだるくなってくる。マーオは全く問題なく元気に歩いているが、祖父は息が上がっているのが判る。ダメそうなら、いつでも千畳敷に引き返すつもりで、つづら折れの登りを、1ターンごとに休憩しながら登りました(写真2)。休憩の度に持参してきたスポーツ用酸素を吸引しましたが、効果の程は良く判りませんでした。エアリアマップ上では40分のコースを1時間以上もかけて、やっとこさ乗越浄土に到着(写真3)。
ここからは、平坦な道が続くのでなんとか、中岳までは行けるだろう。時間的には早いけど、バス酔いで軽くしか食べられなかったマーオのために再度、ブランチの時間とする(写真4)。
中岳で大休止
八丁坂では、かなりお疲れモードだった祖父母も、そろそろ高度に順応したのか、宝剣山荘から中岳まではさほど苦労も無く到着。その代わりに、マーオがいつもの通り、「疲れた、疲れた」のオンパレード。仕方が無いので、中岳で再度、食事を取りながら大休憩。そろそろ機嫌を直して木曽駒ケ岳まで連れて行こうかと企んだが、乗り気になってくれないので、中岳で祖父母、マーオは御留守番。岩場には行かないように念を押して、パパは大急ぎで木曽駒ケ岳へピストン。木曽駒山頂から中岳山頂にいるマーオに手を振って叫ぶと、なんとか通じた。マーオが心配なので、山頂では1分ほどの写真撮影のみ(写真6)。
帰りは快速ペース
あれだけ「疲れた」を連発していたマーオも1時間以上も中岳で休憩して、すっかり元気を取り戻したマーオはすっかりご機嫌。特に下りは大得意と云うこともあり、結構苦労して上って来た道を、快調に飛ばす。まだお昼過ぎ程度の時間なので、下から登ってこられる登山者も多いので、マーオに落石を起こさないように注意するのが大変。結局、数えられないくらいの休憩を取りながら登った八丁坂を1度の休憩もなしに、一気に下ってしまった。
満点の星空と御来光を楽しみに、今夜のお宿は、ホテル千畳敷。「ホテル千畳敷は、標高2,612Mの日本一標高の高い場所にあるホテル」だそうです(御値段も標高と同様でした)。
星空は残念、御来光はバッチリ
ホテルでは、なんと御風呂もあり、夕食も山小屋の夕食から比べると雲泥の差で、とっても贅沢でした。夕食後にホテル周囲を御散歩して星を探すが、残念ながらすっかりガスッて、星どころか何も見えない状態でした。夜中にも部屋の窓から星を探したけど、雲とガスで全く見えませんでした。
朝は4時半頃に1度天気を確認すると、夜のガスはどこえやら。。。。東の空は幻想的なほの明かり(写真10)。これなら御来光も期待できそう。西の空には、寝坊の月が、すっかり白んできた宝剣岳の横で輝いていました(写真11)。太陽が完全に顔を出した後は、南アルプスの山々のさらに向こうに富士山を望むことができました。
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