焚火



焚火と云えば 男のロマン

アウトドアの定番

それなのに 全て 管理化方向に進む 今の日本

滅多に『焚火』なんて 実施可能な場所が無い

昭和一桁生まれの両親に 「わんぱく」に育てられたピッケル君 (「わんぱく」って もう 死語かな?)

「焚火」なんぞ そこらの河原でやるもん だと 思っていたし、、、、、

秋には 庭で落ち葉炊き やって さつま芋 放り込んで 焼き芋を食べるのが恒例行事だった



子供の頃 河原で焚火 焚火で焼き芋



大人になって あちこちアウトドアに出かけるようになって

改めて 時代の変遷を痛感

がちがち管理のキャンプ場は どこも 「直火禁止!

奥深い山奥でも 焚火を自重する風潮となっていた




山系ネット仲間と 滅多に人の入らない場所でテント泊するようになり

密かに焚火の楽しみを覚えた


そして 何度も焚火を楽しむうちに

しっかりと コツ マナー 掟 などを 学んだ

焚火開始のコツ

0. まずは 事前準備として 火ばさみ を必ず持参する (理由は後述)

1. 薪は 焚付け用の小枝、中枝、大枝 と 大きさごとに3種類〜4種類に分けて集める
(枝は森に落ちている枯れ枝が最適)
(枯れた杉の穂も着火剤としては最適だけど 周囲にあると燃え広がるので危険)

2. 小枝(むちゃ細い物)を ふんわりと積み重ね その下に火のついた ティッシュペーパーもしくは新聞を入れて着火

3.小枝が消えないように 小枝を足しながら中枝を足す

4.中枝の火が安定したら 中枝を足しながら1本ずつ大枝を足す
周囲に大きさごとに整理して薪を集める

不慣れなうちは 途中で鎮火したり 悲しい事態が多かったけど

慣れてきたら1人で焚火しても 一発着火 \(^o^)/ 途中鎮火も まったくなくなった


焚火のタブー

1. 着火剤として灯油やガソリンを使用 (森林火災を引き起こすので止めましょう!)
(慣れれば 上記のように ティッシュペーパーだけで100%着火可能です)

2. 河原での焚火で無い限り大木を置かない (焚火の跡が汚く残る)

3. 必要以上に火を大きくする

4. 終了後に焼け焦げた大木を残したり 地面に焼け跡を残す



焚火終了時のコツ

1. とにかく大切なことは 跡を残さない

2. そのためには 1にも 2 にも 燃え尽くすこと

3. もう終了と思う 30〜60分前には 新たな薪を一切足さず、焚火の中にある薪を完全に燃やし尽くすことに専念

4. その為に 丁寧に周囲に散らばった燃え残りを火の中心に集める

5. 火ばさみで 丁寧に丁寧に 燠を中心に集めて 燃え残る枝を完全に無くす

6. 出来れば自然鎮火(小さな炭の火が消える)まで 火の番をする

7. 多くの場合 自然鎮火は困難なので周囲の石で空気の流れを断ち切り鎮火 

8. 翌朝 焚火実施場所の近くに穴を掘って 残った灰や炭を埋める
(最近 ピッケル君はゴミ袋に入れて持ち帰ることもあります)

9. とにかく そこで 焚火をしたことが判らないくらいに跡を残さない



焚火料理

アウトドアで 焚火の目的と云えば 半分は料理

しかし 少人数で 焚火の番をしながら 料理の支度 料理自体をするのは至難の業

しかも ピッケル君の場合は 単独での 焚火遊びが多い

、、、、と なると 焚火料理は出来るだけ簡単な物が良い

料理と呼べるかどうかは別として、最もお手軽なのは 焚火の中に放り込むだけのレシピ

春先のベストメニューは 何て言っても 若筍の 焚火焼き

一切 何の手も加えずに 燠の中に放り込むだけ

適当な時間に 燠から取り出して 皮を剥いて 醤油で食すのみ

とにかく メチャクチャ 美味い


ベストレシピは 「鶏肉のホイル焼き」
事前に 鳥のモモ肉にコショウとハーブソルトで下味をつけ その上に 適当にキノコを乗せ アルミホイルで包んで持参する

あとは 焚火の 燠の中に ホイルを放り込むだけ。

大切なことは ガンガンに燃えている焚火の中に放り込むのではなく 燠を使って ゆっくり料理すること

焚火の世話をしていれば 料理が出来上がるので一石二鳥 お手軽で しかも美味しい

鶏肉の代わりに カキ や タラ でも OK


アルミホイル焼きは むっちゃ 簡単で美味しいのですが  「焚火」って云う 絵柄的に考えると 写真として物足りない

そこで 焚火の中で 最も絵になる料理と云えば、、、、、

魚の塩焼き \(^o^)/

焚火と云えば 「アユの塩焼き」 もしくは 渓流で釣った 「イワナの塩焼き」が 定番なのですが、 その場合は やっぱ 釣果が求められる。

釣り師では無いピッケル君の場合(昔は渓流釣りも 嗜んでいましたが、、、) わざわざ 焚火料理のためだけに魚を持参する。

「ハタハタの若干」は 焚火の魚料理として 最適

なんせ すでに 干してあるので 軽く火が通れば 美味しく頂ける。

これも 食べる直前に塩を振るのではなく 出発前に事前に塩を振ったほうが 魚に味が浸みわたり 美味しくいただけます


焚火の周囲で 串に刺した魚を 焼いたら、、、、、

お次の定番は 飯盒炊さん??

アウトドア雑誌から飛び出したように Y字型の枝を組んで 焚火缶を焚火にかける

これぞ アウトドア料理の定番

、、、とは 云いつつ 「ご飯」は 冷めると美味しく無いので 炊立てをいかに食べるか? が大切なポイントです

白いご飯とくれば お次は 汁ものですネ

ピッケル君の定番は 「ばくだん鍋」

焚火と云えば 椎名誠 率いる 怪しい探検隊

その中の 焚火料理担当 本山賢司氏のスペシャルメニュー

ピッケル君は 単独 アウトドアの際は ほとんど この一品を食している

定番の「バクダン鍋」

タカの爪と 煮干しで出汁をとり

その後 キャベツを放り込んみ 後は ブタのバラ肉を しゃぶしゃぶ 風に 食べるだけ

味付けはポン酢  こんな 簡単で 酒に合う料理は無いっす


キャベツとベーコンの段々煮

まぁ〜 ポトフの一種ですね

キャベツとベーコン さらには 粗挽きソーセージを焚火缶に放り込んで ハーブソルトと胡椒で下味をつけて 最後にコンソメスープを入れるだけ

とにかく 焚火の煮込み料理にはキャベツが似合う


笑's 焚火台 「A4君」

ピッケル君の場合 ほとんど 人気の入らない 奥深い山奥で 焚火を楽しんでしますが、、、、、

近場で焚火を楽しむ場合には やっぱ どのこキャンプ場も 直火禁止

そういう場所でも 焚火を楽しむためには 「焚火台」が必須です。

いろいろ考えた結果  某 アウトドアサイトで 有名な 脱サラ人が 自分で作った焚火台

その名もA4君

テント泊山歩に持ち歩くのはちと 重いですが もう むっちゃ お気に入りです


写真のとおり、 薪が燃え上がると 側面のロゴが 浮き上がるように出来ています \(^o^)/

もう 満足度 120% しかも これで 料理もできちゃいます


ダッチオーブン

焚火料理の定番と云えば ダッチオーブンです

しかし 単独 焚火ツアーが多いピッケル君

ダッチオーブンは さすがに 一人ではムリです

山仲間との 秘密の焚火パーティーで 使いました

ダッチオーブン料理も 焚火料理も基本は同じで ガンガン燃えている焚火で料理をするのではなく 燠を使って料理すること

この日は 下火として ガスコンロを使っています


定番の 鳥の丸焼き



仲間と焚火を囲むのは最高です











ピッケル君のアウトドア









































inserted by FC2 system