乗鞍岳

ke剣ヶ峰にて

前夜泊プランで、松本駅からYAMACHAN が ピックアップして下さる。 木曽御岳の際の紫さんご夫妻同様、感謝・深謝　m(_ _)m 実はYAMACHANとは、これが初対面なんですが、もう５年以上もSNSで親交を続けて来たので、すっかり友達感覚

コンビニで寝酒を調達し、１時間ほどの走行で、前夜泊ポイントとなる三本滝レストハウスに到着

YAMACHAN の　青春の証　ダンロップのテントで同宿

木曽御岳の際の紫さんご夫妻同様、シュラフもマットもお貸し頂きました。

レストハウスのベンチで軽い朝食 今日の行動食も、自作のシャケ握り 1.5 合で　ちょうど　４個分

三本滝は、事前のネット調査のとおり、なかなかの迫力 YAMACHAN は　一眼レフのカメラ小僧で、写真の腕前も上級クラス 左の写真は YAMACHAN 作　このシャッタースピード遅くするところが腕なんだよなぁ〜

三本滝の沢から、急登をこなすと20分ほどで尾根に乗る。 その後、標高差の少ない尾根を快適に歩くと、今度は２度ほどエコーラインの自動車道を横切る。 左に剣ヶ峰を捉える

学生時代、硬派のワンゲルだった YAMACHAN が　常にトップを勤める

ゆったり　ペースで　１時間ごとに１本入れてくれるので、歩きやすい

紅葉の時期には早いのですが、位ヶ原山荘手前で１ヶ所だけナナカマドが色づいていました。 出発から 2:40 ほどで位ヶ原山荘に到着。 ここまで、ほとんどハイカーに出会わなかったが、ここでは、多くのチャリダーが休憩中 乗鞍エコーラインは、ヒルクライムの聖地 小屋前のベンチで　自作のおにぎり食べて　のんびり　休憩

1986年から 『全日本マウンテンサイクリングin乗鞍』 と云う　ヒルクライムの大会が開催されているそうです

乗鞍観光センターをスタート地点として、ゴールは鶴ヶ池手前の長野・岐阜県境
全長 20.5 Km、　標高差 1,260 m

今年も 8/25 日に開催されて、54分41 秒と云う大会記録が生まれたそうです
こんな坂道を 時速 22.5 Km で　駆け上るなんて　凄いですネ？

下りは　きっと　快適なんだろうなぁ〜

位ヶ原山荘から 40 分ほど
森林限界を超え　ハイマツ帯に入る　標高 2,500 m 付近で

急な登りに嫌気が差し、ふっと　振り返ると

どどどど・・・・・　ガスの切れ目から　穂高が顔を出し

みるみる　ガスが晴れると、槍の穂先、ジャンダルム、吊り尾根、常念岳　が　登場

YAMACHAN と　興奮しながら　槍穂を眺めていると
後方から　女性３人パーティーが追いついてきて

この　感動を分かち合う

さらに高度を上げ、最後のエコーラインとの出合、肩ノ小屋口手前にて　南ア方面の雲が切れてきた

左から：　甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳、白峰三山、塩見岳、荒川三山

肩ノ小屋口からの登りで、最後の１本 今回も持参した、ブドウとリンゴのコンポート オッサン２人では、味気ないので、またまた追いついてきた、女性３人パーティーにも　お裾分け　(^_^)v 標高 2,700 m 越えで　ナンパ　しちゃいました　(-_-;)

休憩後、最後の一登り

YAMACHAN は　剣が峰と　そこに続く登山道を見続け、なぜか浮かぬ顔

「あれ、剣が峰に向かって　凄い登山客の渋滞ですよ！！」　(-_-;)

遠目にピントの合わない眼鏡のピッケル君には　良く見えない

まぁ〜　行ってみれば判りますよ

行ってみれば判りますよ！！ ｡｡｡｡｡って、行ってみたら、凄かった　(-_-;) 肩ノ小屋前の剣ヶ峰口は、登山客の列 もう　ごった返していて・・・・・ 登りながら、「原宿並みかも？」 とか、そんな会話をしていたが、「ここは渋谷のスクランブル交差点か！？」って思うほど？？？？ 渋めの山行を好む YAMACHAN は、完全に意欲を失っていた　(-_-;)

取り敢えず、肩ノ小屋にチェックインして、同じく三本滝から登ってくるハズの　紫さんに SMS送信すると｡｡｡｡｡｡

「山頂大変です」　って　レスが帰って来た

(@_@) (@_@) (@_@) (@_@) (@_@) (@_@) (@_@) (@_@)

てっきり　こっちが先行していると思っていたのに？
紫さんご夫妻は　バスで位ヶ原山荘まで上がって、そこから歩き出したらしい

こちらは、取り敢えず　山荘で 「沈」 することにした

『沈』 と決まれば、まずはビール！！ 飲んでしまえば、酔いが醒めるまで、剣ヶ峰へのアタックは無理 これで、早く行きたいとの未練を断ち切る

小屋の食堂で、ビール飲みながら、YAMACHANと会話していると、隣で手持ち無沙汰っぽい感じの中年女性が話しかけてきた いろいろ伺ってみると、お連れさんが、剣ヶ峰への登りで、岩で躓き、腰を強打して歩けないとのこと 救急車は、ここまで上がれないようで、消防車で下山するらしい まぁ〜　これだけ多くのハイカー（観光客？）が、いれば、そんな事故も多いのかと？？？

小屋前のベンチで紫さんご一行の下山を待つ

13:30 頃　ようやく　下山され　ご挨拶

総勢 18 名の大所帯

百名山制覇のお祝いなんだとか　(*^_^*)

さてさて、紫さんご夫妻との再会を果たしたものの、ここからは　ハムレットの気分

ピ：　早く行かないと　ドンドン　雲が出てくるんとチャウか？

ピ：　いやいや　早く行っても　まだまだ　山頂は行列に違いない

ピ：　富士山の大陽館だって、夕暮れ頃に晴れてきたじゃないか？

ピ：　山頂での天気やガスは、所詮　運次第
・
・
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夕食の時間が 18 時からなので、17時に山頂を辞すとすると15::30頃に出発すれば良いか？
などなど　あれや　これや　想いを巡らす

そんな　ピッケル君の優柔不断を知ってか知らずか
YAMACHAN が 14:30 頃　いつでも出発出来るように　と　準備を整えた

これが　呼び水となって、もう　我慢の限界

予定の 15:30 をはるかに　上回ること 14:40 剣ヶ峰口を出発

撮影 YAMACHAN		撮影 YAMACHAN

時差出勤ではなく、時差登頂作戦　見事に成功
待ち時間ゼロで剣ヶ峰に到着
山頂には我々を含めて 10 名以下


そう云えば、富士山アタック後に東京を襲った台風 15 号
あの時も、首都圏の鉄道各線は朝から運休
10時前後に運転再開したものの、昼過ぎまで、主要駅は大混雑
改札制限が行われ、ホームにすら行けない状況
ピッケル君は単身赴任先で、ツィッターで駅の状況を確認し、結局、出社を断念して、自宅で仕事してました　(*^_^*)

あぁ云うときって　ついつい　焦っちゃうけど、落ち着いて行動するのが一番なんだよなぁ〜

そうは　云いつつ、山頂での　山名版　撮影
前に、１組しかいないのに、ついつい　焦っちゃいました　（恥

天気も　ド・ピーカンとは　行かないものの
時間とともに　少しずつガスも晴れ

薬師岳〜野口五郎〜槍・穂高が　ガスの切れ間に顔を出す

ド・ピーカンより　ガスの切れ間に見え隠れする　槍穂は荘厳で
神聖な雰囲気を醸し出す

コロナ観測所も見えてきました

北ノ股岳〜薬師岳、笠ヶ岳〜槍ヶ岳〜奥穂高岳〜前穂高岳

いつまでも　いつまでも　立ち去り難く

１時間近くも　山頂から景色を眺め続けた

気づくと山頂には我々の他、写真撮影の単独男性１名のみとなっていた

部屋に戻って、同部屋の長崎からの単独男性とあれこれお話し 夕食は　カレーだった　(^_^;) あちゃぁ〜　昼もカレー喰ったやんけぇ〜って　思ったけど、昼はレトルト、夜は手作りだから　勘弁　しといたろ

食後は　恒例のサンセットショー
肩ノ小屋が　東斜面に位置しているので、夕陽は無理かと思ったが

燃えるような！　とは　行かないものの　大好きな　茜色に染まった空を眺めて　大満足

その後　部屋まで　紫さんが　慰問（？）に　来て下さり

いろいろ　お話しできました　(*^_^*)

YAMACHANや　紫さん　との会話で　ついつい　飲み過ぎ

消灯時刻よりも　相当早く　熟睡　ＺＺＺZZzzz.....

YAMACHAN　が　電気を消してくれたことすら気づきませんでした　m(_ _)m

翌日に続く　⇒

ピッケル君のアウトドア