立山〜別山〜剱岳縦走
(1日目)
室堂〜立山三山〜真砂岳〜別山〜剱沢(泊)
剱岳〜剱御前〜剱沢〜雷鳥沢(泊)
雷鳥沢〜室堂
山行日 | 2017年9月21日〜24日 |
同行者 | 単独 |
山のデータ | 立山(雄山) 3,003 m 大汝山 3,015 mm 富士ノ折立 2,999 m 真砂岳 2,861 m 別山 2,880 m 剱岳 2,999 剱御前岳 2,776.6 m |
深夜バスで富山駅、その後 黒部立山アルペンルートで室堂へ 目標に向けて残り11座。。。。 その中で一度の山行で5本もピンを倒せる 「立山〜剱 周回山行」 にチャレンジ 7月にも 新宿から一気に室堂まで行ける 「毎日アルペン号」 を 予約して計画したにも関わらず、天候不順で断念 バスのキャンセル料だけで、5,000 円以上も 無駄になってしまった (涙 今回は万全を期しての再チャレンジ。 毎日アルペン号とは異なり、新宿〜富山(夜行バス)・電鉄富山〜立山(富山地方鉄道)・立山〜美女平(立山ケーブルカー)・美女平〜室堂(立山高原バス)と4つも乗り換えが必要となる |
夜の新宿駅南口。 2016年に新しく出来た長距離バス専用のバスターミナル。 その名も 「バスタ新宿」 待合所も広く、バス車内用の寝酒や翌日の朝食等を調達するのにコンビニも完備されていて超ゴキゲン 発車の1時間前に到着したので、たまたま待合席がお隣だった母娘連れのお母様と 世間話で時間つぶし。 交野在住とのことで、ピッケル君の自宅とも近く、話も盛り上がり、楽しいひと時を過ごさせて頂きました |
ようやく、22:25新宿発の夜行バスに乗り込む、待ち時間の間に寝酒をシコタマ飲んだので、発車と同時に、すぐに夢の世界に突入。 途中1度、トイレに起きたが、次に気づいたのは富山駅だった 予定より10分ほど早く富山駅に着いたので、5:27電鉄富山発の快速に乗ることが出来た |
富山地方電鉄の車窓から、「毛勝山〜剱岳〜大日岳〜鳶山〜薬師岳」の山々を眺め、本日の山行に武者震い |
立山高原バスの左車窓からは、落差日本一(350
m)と云われ、阿弥陀ヶ原台地から一気に流れ落ちる「称名の滝」が見える バスも この滝が見える日には、ここで 一旦ストップし、皆に見えるような運転をしてくれる |
美女平から1時間弱で、登山口となる 標高2,450
mの 室堂に到着。 立山は山岳信仰の山であり、ここで清めの水を含み出発 周囲の草紅葉が色づき始めた整備された登山道を歩き、まずは一ノ越を目指す |
室堂から1時間弱で一ノ越へ 北アルプス中央部の山々が連なる絶景を拝み アドレナリン噴出 槍穂のギザギザに視線が釘付けとなる あぁ〜 やっぱ コレコレ この興奮が 山登りの醍醐味なんだ!! つくづく 痛感させられた |
さらに、餓鬼岳・唐沢岳の右側に 控えめに富士山山頂が顔を出している 富士山展望フェチのピッケル君としては、大満足 さらに、右手側に見えるのは甲斐駒ヶ岳だろうか? 富士山までの直線距離は、167 Kmとなり、燧ヶ岳(182 Km)、五龍岳(168 Km)に次いで 北方3番目の遠方から見た富士山と云うことになる |
何時までも立ち去り難いが、今日の行程はまだまだ長い。 未練を断ち切り、立山(雄山)を目指す。 急登にヘバリ、後ろを振り返ると、箱庭のような一ノ越山荘の向こうに、海坊主のような竜王山 この景色も絶景で大満足 (^^)v |
一ノ越から、またまた1時間弱で、立山(雄山)の一等三角点に立つ 背景には、相変わらず槍穂や水晶ヶ岳が一望でき、大満足 さすがに山岳宗教の山で、ここより上に、さらに雄山神社がある 参拝料として、500 円が必要となるが、折角なので、荷物を置いて立ち寄って見る |
参拝料を収めると、こんなステッカーや御朱印を頂くことが出来る
私は今、日本三霊山立山の山頂に立った。
一万尺巌頭の神庭に相対するものは神と私だけである。
心眼にみゆるものは全て神の光、心耳に聞こゆるものは全て神の声。
神は私以外の何ものにも与えない大いなる使命を私に与えている。
私は神の子として私一人の尊い人生を力強く生きよう。
今、天地合掌の立山頂上に立って私は心に誓った。
朱印には、そのように書かれており、その記載を強く心に刻みました
また、山頂の祠では神主さんの有難いお説法と御祈祷を頂くことが出来ました
雄山神社の山頂からは、これから向かう大汝山〜真砂岳〜剱岳が見える 右側は唐松岳〜五龍岳 |
雄山より25分で 大汝山 | さらに 30 分で 富士ノ折 |
富士ノ折立から真砂岳へは、なだらかで牧歌的な稜線を歩く 東側の雪渓が絶妙のコントラストとなり、ついつい鼻歌を歌いたい気分 |
富士ノ折立から 3〜40 分 程度で真砂岳に到着 鹿島岳〜五龍岳〜爺ヶ岳を眺める 時間的にも ちょうど 昼過ぎとなり、だんだんと雲が上がってきた |
別山へ向かう稜線にはハイマツと赤く紅葉したナナカマド 別山との絶妙なコントラストを醸し出す |
真砂岳から1時間強で祠のある別山に到着 標高は北峰の方が高いようなので、ザックを置いて行ってみる |
北峰にはケルンがあるだけで面白みも無かったが 北峰からの下りは草紅葉とハイマツと砂礫のコントラストが絶妙で その先に見える別山も 引き立って見えた |
別山を下り、別山乗越のだいぶ手前に、本日のお宿となる
「剱沢小屋」 へと下るルートに出る 眼前には、明日アタックする剣岳が雄大に聳え、その麓には 剱山荘 と 剱沢小屋 が見える この下りは砂礫帯の急斜面 室堂を出発してから、すでに 5時間半も歩き続け、16 Kg程度の重要の荷物も負担 特に下りは、太腿に負担がかかり、もう 膝が笑うように ガクガク ふらふら 「こんな時に事故は起こるもの」、 そう 自分に言い聞かせて 慎重に下る |
文字通り 「ほうほうのてい」 で 剱沢小屋のテント場に到着 テン場で手続きして、テント張ったのち、剱沢小屋まで缶ビールの調達に行く |
定番の ゴーヤチャンプルとビール さらには いなばの缶詰とクッペを焼いて 大満足 |
夕暮れのテン場から 不気味に聳える剱岳を眺め 明日への喝を入れて 就寝 |
縦走の 山行記: ・前日移動〜1日目の記録 (このページ) ・2日目の記録 ⇒ ・3日目の記録 ⇒ コースタイム:
1日目歩行 (9/22)
2日目 (9/23)
3日目 (9/24)
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