燧ヶ岳
（１日目）
夕陽に染まる燧ヶ岳
| 山行日 | 2017年5月3日 （水）～5日（土） |
| 同行者 | 単独 |
| 山のデータ | 燧ヶ岳（俎嵓）： 2,346 m |
| 大失態の連続 ５連休となるＧＷの前々日より２日間、名古屋出張。 出張先の名古屋のホテルで、ＧＷの山行計画をあれやこれや考えた。 こんな時のために、マイホームページに掲載している山行プランの中から、以下のプランの決行を決めた １日目： ・普通電車を乗り継いで、沼田駅へ ・沼田駅からバスを乗り継いで、鳩待峠 ・鳩待峠から見晴キャンプ場泊 ２日目： ・テントを張り置きして、見晴新道を経て、燧ヶ岳ピストン ・見晴キャンプ場泊 ３日目： ・見晴キャンプ場から山ノ鼻キャンプ場へ移動（テント張り置き） ・至仏山ピストン ・山ノ鼻キャンプ場泊 ４日目： ・山ノ鼻キャンプ場から鳩待峠 ・鳩待峠からバスを乗り継いで沼田駅 ・沼田駅から普通電車を乗り継いで帰宅 ところが、何から何まで、失態を繰り広げ、とんだ珍道中となりました |
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池上から３時間弱も普通電車に乗り続け 高崎駅にてＪＲ上越線に乗り換え ちょうど沼田駅の手前２０分程度となる大正橋付近で利根川越しに子持山～武尊山を眺め登攀意欲が高まる |
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| 当初は、沼田駅からバスに乗り、戸倉にて、バスを乗り換え鳩待峠に入り、そこから2:45の歩行で見晴キャンプ場へ行く予定だった ところが、バスが大清水行と云うこともあり、以下の理由から大清水まで行くことに予定変更 ・バスの乗り換えが面倒 ・大清水から5:30程度の歩行で見晴キャンプ場に着く ・初めての尾瀬なので、尾瀬沼周辺も歩いてみたい そんなこんなで、気づいたら尾瀬入口の大清水に降り立っていた これが、大失態連続の１歩目であることは、その時点では知る由もない |
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大清水からは長い林道歩きとなるが、出だしから雪が積もっている 今回は、アイゼン、ワカン、ピッケルを持参して来たので、荷物もいつもより重く、18 Kg 程度あるだろうか？ ザクザクに緩んだ雪道は、思いのほか歩き難く、重い荷物も相まって、無駄に体力を消耗 一ノ瀬休憩所まで、どんぴしゃタイムコースとおりの1:10 ここで１本 取って ちょうど休憩していた女性２人組みと情報交換 彼女達は、尾瀬沼キャンプ場でテント泊とのこと 調べて見ると、ピッケル君の目的地である見晴キャンプ場まで、まだ、４時間もあるのに対し、尾瀬沼キャンプ場なら、ここから1:50と、半分以下 まぁ～ 尾瀬沼に到着してから考えれば良いや～ って、感じで一ノ瀬休憩所を出発 |
| 今までの平坦な林道歩きから、踏み外したら沢に転落間違いなしの沢伝いの道に様相が一変,し緊張感が増す それまで、沢の左岸を歩いてきたが、冬路沢を渡ってからは沢の右岸を歩く さらに、沢伝いを離れ、急な斜面を九十九折れを繰り返しながら登る 重い荷物が身に沁み、バテバテとなる |
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一ノ瀬休憩所から １時間ほどで ようやく急登を終えると、南西方面に白尾山と荷鞍山が見える |
| 赤テープの標識と先行者の足跡が無ければ迷うこと必至の雪深い樹林帯を ツボ足で ズボズボ進むの |  |
| ようやく 尾瀬沼に到着したのは、大清水から3:10 コースタイムを３０分もオーバー 尾瀬沼山荘で、「予定通り見晴キャンプ場まで行くか、手近な尾瀬沼キャンプ場へ行くか考えれば良い」、なんて思っていたが、、、、、 考える時間 ゼロ！！ 即決で 手近な尾瀬沼キャンプ場方面へ向かう 沼は完全に凍っているが、ところどころ解けている箇所も有り、沼上を歩くのは少々危険 |
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尾瀬沼の東岸には、長蔵小屋と尾瀬沼ヒュッテの２つの営業小屋があるが、テン場を営業しているのは、後者だ ヒュッテ到着は、出発から 3:40 早速、テント泊の受付（800円）を済ませて、テン場へ向かう |
がっ！ ビィ～ン w(ﾟoﾟ*)w
何たることか！？ テントのポールを持ってくるのを忘れた （涙
一昨年秋、秀麗富嶽十二景の姥子山テン泊の際もポール持参を忘れたが、
あの時は、誰も居ない狭い山頂で、周囲の木々にテントの張り綱を結んで、無理やりテント張って、事なきを得たが、、、、
今回はそんなブッシュも無い 管理されたテント場、しかも、深い雪の上
周囲のキャンパーの目も気になるし・・・・ (>_<)
さすがに、前回のような荒業はチト難しそう
慌てて、ヒュッテに飛び込み 小屋泊の可否を問い合わせると
ＧＷ真っ只中であるにも関わらず、個室が空いていた
テン場受付の800 円を 一旦 御返却頂き
代わりに、山小屋素泊まり 6,500 円を支払う
小屋の管理人に 「今なら食事付もＯＫですよ！？」 なんて
甘い言葉で誘われたが、重いのに持参してきた食料が無駄になる
ぐっと 堪えて 素泊まりを主張
| いったん、荷物を部屋に運んで一段落 小屋前のベンチで缶ビール飲みながら、明日以降の計画を練り直す 予定通り、燧ヶ岳と至仏山の２山を制覇するとなると、明日、燧ケ岳を登った後に、燧小屋付近に移動して宿泊 明後日に至仏山を登って、山ノ鼻小屋あるいは至仏小屋付近に宿泊 重たいテン泊装備を担いで、長距離移動した挙句、山小屋３泊なんて アホらしい (-_-メ) しかも、小屋に空きがあるか否かも判らない |
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明日の山小屋の予約も取れ、計画も固まれば、一段落 部屋から自炊道具を小屋前のベンチに移動して、宴会（ヤケ酒）の開始 |
| 小屋泊の方々は、夕食を小屋で摂られる方ばかりで、燧ヶ岳を眼前にした小屋前ベンチを独り占め 刻一刻と夕陽に照らされ、彩りを変える燧ヶ岳を眺めながらの宴会は、最高級 |
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小屋前から夕陽に染まる燧ヶ岳を見て 大興奮
慌てて 小屋のサンダルから登山靴に履き替えて 沼岸まで行ってみる
もう 絶景 でした （感涙
小屋では、薪ストーブが煌々と 燃やされ、その隣に乾燥室が完備
テン場の800 円に比べると 素泊まり 6,500 円の小屋泊は、高いけど、、、、、
こんな素敵な山小屋なら それなりの価値はある
| 狭くて何もない部屋ではあるが、雪上テント泊と比べれば、暖かく 快適そのもの しかも 敷布団２枚も使って ふっかふか！！ ポール忘れたお蔭で、余計な出費とはなったが、こんな贅沢な山行を経験できたのも不幸中の幸いか？ 19:30頃には御就寝 ZZZzzz..... |
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燧ヶ岳の贅沢山行記： １日目（5/3 水）
２日目（5/4 木）
３日目（5/5 金）
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