昇るダイヤモンド富士・長者ヶ岳


ドンピシャ剣ヶ峰から昇るダイヤモンド

山行日 2017年4月15日 (土)〜16日(日)
同行者 単独
山のデータ 長者ヶ岳: 1,335.8 m
天子ヶ岳: 1,330 m 
昇るダイヤモンド富士

今週末は天気予報が微妙で、どうするか ギリギリまで悩む

土曜日の日没ダイヤモンドの候補としては、南足柄の矢倉岳(p870) あるいは 三浦半島 小田湾東にある武山(p200.4)

どちらも マイナーだし、土曜日は天気がイマイチ

それに比べると 日曜日の朝は好天が期待できる
土曜日の出発もゆっくりできるし・・・・・ 、って ことで、初めて 富士山の西側で 「昇るダイヤモンド」を眺められる 長者ヶ岳へとターゲットを絞る。

前夜は深酒して、朝から山行準備

ちょうど お昼頃に出発し、贅沢にも新幹線新幹線なんぞ使って、品川から三島へ、そして富士宮駅へ
そこからバスで、田貫湖のすぐ横の 『休暇村富士』に 到着したのは 16:05

ピッケル君の山行で こんな遅い時間から歩き始めるのは初めてだ

長者ヶ岳までは2時間なので、急がないと、山頂到着は日没後になってしまう

出発地点となった 「休暇村富士」 は 豪華&富士山ビューが売り物の超デラックス施設

愛犬同伴可のコテージや、オートキャンプ場、温泉など、ありとあらゆるサービスが完備されたリゾート地

ピッケル君も 一度は 離れ離れの家族と こんな場所で集結したいもんだ

休暇村から田貫湖を離れ、東海自然歩道へと林道を歩く

東海自然歩道との出合となる「休暇村分岐」から振り返ると富士山と田貫湖が一望可能

残念ながら富士山は雲に覆われている
テント泊装備に3L以上の水で、20 Kg近くある荷物を背負いながら、精一杯のペースで喘ぎ喘ぎ登ると、
コースタイムを30分程度短縮し、日没前の17:40には、山頂に到着

期待通り、麓に田貫湖を従えた富士山展望はバッチリだ
長者ヶ岳山頂は、少し広場っぽいスペースがあり、ヤミテン張るには格好のスペースがある

テント内から出入り口を通して富士山が眺められる配置にテントを張り、大満足

ちょうど、テントを張り終え、テント内の整備を終えたころに日没を迎える

太陽は南アルプスに沈んで行った




陽が沈むに連れ、山頂が夕陽に照らされ

富士山が恥ずかしがっているかのように、薄っすら山頂が紅色に染まる

長者ヶ岳からの富士山頂は、「大沢崩れ」 が 真正面に見えて迫力を増します

こんな絶景の山頂を独り占めして大満足


日没後は、すぐにテントに潜り込んで晩酌を開始

もうメニューを考えるのが面倒なので、ここ数回 ほとんど同じ内容の網焼きメニュー

メインディッシュの爆弾鍋で、もう満腹

酔い心地のまま、シュラフに潜り込みそのまま就寝 ZZZzzzz.....

翌朝は、5時に起床

山頂に2基も設置されたテーブルとベンチを占領し、朝食とダイヤモンド富士撮影の両方の準備を同時に進める

朝食は、昨夜の爆弾鍋に切り餅を入れた雑煮

日の出にはまだ30分以上早いのに、すでに富士山は朝焼けに染められている
望遠レンズを装着したミラーレス一眼を三脚にセット

手持ちのコンパクトデジカメと二刀流で、ダイヤモンド富士撮影に用意万端

今日も、絶景を独り占めかと思ったが、日の出の15分ほど前に、単独行の男性が1名 到着された

ダイヤモンド富士だけを目的に、駐車場から登ってこられたとのこと

いろいろと情報交換しているうちに、いよいよ富士山頂が明るくなってきた





コンデジは、「夕陽撮影自動モード」

ミラーレスは、絞り優先 アンダー目のマニュアル撮影

ミラーレスの絞り設定を間違ってしまい、白飛びが酷く ダイヤモンドの輝きはイマイチ

撮影の腕は まだまだ満点では無いですが、、、、

昇るダイヤモンド富士のショー自体は百点満点の素晴らしさでした

太陽の上辺が顔を出してから、ほんの2分ほどで、完全に太陽が昇り

ハレーションを起こし撮影困難となる

沈むダイヤモンドに比べると、撮影時間は非常に限定的だ

次回に備えて、ミラーレスでの撮影設定方法を再勉強する必要性を痛感させられた




朝陽の逆の西側は雪を抱いた南アルプスの名峰がズラリと整列

こんな絶景が登山口からわずか2時間弱で眺められるって 最高

しかも 昨夜は美味しい晩酌

単独行の男性は、日の出が終わると サクサクっと そのまま下山

ピッケル君も もう すっかり満足で そのまま下山しようかと思ったが

「写真家さん」ではなく 「山家さん」と自負するピッケル君としては、天子ヶ岳への縦走を選択


標高が 1,300 m と云うことで、長者ヶ岳から天子ヶ岳周辺の雰囲気は関西の台高風

ブナやヒメシャラに囲まれた登山道と 芽生えだしたバイケイソウの海

縦走路は、木々に遮られ、ほとんど富士山の展望は得られない



天子ヶ岳の山頂も 全く展望は無いですが

山頂の少し先に 「富士見台」と云う 富士山展望スポットがある

時間的には、まだ太陽が富士山の近くで、逆光気味ではあるが

陽に照らされ、銀色に輝く山頂の富士山も素晴らしい


富士見台から 1:30 ほどの下りで 白糸付近の街へ下山

白糸の滝 バス停まで30分程度、街中を歩くと

あちこちで、満開の桜と富士山のコラボレーション

「白糸の滝」なんぞ 全く興味も無く

そこまで歩かないとバスの便が無いので、ついでに ちょっくら 立ち寄って見ましたが

さすがに 「日本百名滝」 に 名を連ねるだけあって、 素晴らしい景色でした


白糸の滝からバスで30分ほどで、富士宮駅に到着

その後、各駅停車を乗り継いで、富士宮⇒富士⇒熱海⇒川崎⇒大森 へと3時間以上もかけて帰宅

昼食も摂らず、もう ハラペコ クタクタ なので、大森の餃子屋で 定食 喰って バスで隠れ家にたどり着きました。


コースタイム


ルートマップ 


1日目(4/15 土)

12:05 12:10 12;13 12:23 12:34 13:22 13:29 13:55 14:17 14:36 15:20 16:05
池上 蒲田 品川 三島 富士 富士宮 休暇村富士


16:10 17:40
休暇村富士 長者ヶ岳(ゲリラテント泊)


2日目(4/16 日)

5:00 7:05 7:35 8:45 9:10 9:45 10:00
長者ヶ岳 天子ヶ岳 林道・天子ヶ岳登山口 立石 白糸の滝


10:30 11:00 11:23 11:32 11:59 12:20 12:31 14:02 14:04 14:13
白糸の滝 富士宮 三島 熱海 川崎 大森






ピッケル君のアウトドア









































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