北丹沢横断縦走A
1日目: 高指山〜油沢ノ頭〜菰釣山
2日目: 中ノ丸〜城ヶ尾山〜大堺木山〜畦ヶ丸〜大滝橋
山行日 | 2016年3月20日 (日)〜21日(月) |
同行者 | 単独 |
山のデータ | 高指山: 1,174.1 m 油沢ノ頭: 1,306 m 菰釣山: 1,379 m 城ヶ尾山: 1,199.1 m 大堺木山: 1,246 m 畦ヶ丸: 1,292.6 m |
丹沢東西横断縦走完結の巻 昨年11月に北丹沢を鳥屋から入り、焼山〜袖平山〜犬越路まで繋いだ。 今回は、残りの山中湖〜西丹沢自然教室までをつなぐ。 最大の楽しみは、高指山から裾野に山中湖を従えた富士山を眺めること。 関西人にとっては、垂涎の景色 お彼岸の3連休、初日は生憎の雨。Yahoo天気予報によると、2日目の3/20は「晴れマーク」が並んでいるが、3日目は曇りの予報。 プランとしては、西丹沢自然教室から西進して、高指山でド・ド・ドーンって、聳える富士山を拝んでクライマックスを迎えたいところではあるが、 天気の良さそうな3/20に山中湖から入って、富士山を堪能する逆コースを選択。 |
隠れ家の池上から、電車とバスを乗り継ぐこと3:30 ようやく山中湖畔に辿り着くが、Yahoo天気予報を裏切り曇天模様。 さらに 「ふじっこ号」なんちゅう お洒落なバスで、山中湖平野へ。 ここから、テニスコートやサッカーグラウンドなどなど、スポーツリゾートっぽい地区を歩く |
富士山の大展望を楽しみに、3時間以上も電車に揺られてきたのに
富士山は分厚い雲に覆われている
うぅ〜 いったい 何のために来たんだ? って 悲しい気分 (-_-;)
持参の男飯を食って 粘って見るが ガスも出てきて 晴れる気配は全くない
切通峠から高指山までの足元は、典型的な火山性土壌。 まさに、富士山の外輪山なんだと感じる |
富士岬平も富士山展望スポットなんですが、、、 もうすっかり曇ってしまい、どこが富士山なのかも判らない。 この付近から、周囲はすっかり 「西丹沢」って感じの 気持ち良いブナ林 |
大棚ノ頭を過ぎると、足元は火山性土壌とは異なる土質で、いよいよ丹沢山域に入ったことを感じる 時間経過とともに どんどん ガスガス 大峰・台高ならば 「やっぱ大峰はガスってナンボやでぇ〜」 なんて 負け惜しみを吐けるのだが・・・・ 富士山展望を楽しみにした山行では、そう云う訳にもいかず・・・・ (>_<) |
尾根の登山口には ところどころ残雪が残る |
何のモチベーションも無く、黙々と歩き続けること3時間強、菰釣山へ到着 ここも富士山展望の山なんですが、全く展望ナッシング そのままスルーして、ようやく本日のお宿である 「菰釣避難小屋」に到着 |
単独山行で誰と会話するわけでも無く、
ガスで展望も無く、
ほとんど休憩も摂らず 歩き続けたので、
予定を大幅に上回り14時前には避難小屋に到着
こんな時間なら『1番乗り』かと思ったが、中年男女5名のパーティーがすでに宴会モード
いくら何でも飲みだすには早いので
スープとパンで腹ごしらえ
ガスが晴れれば、菰釣山へ展望を眺めに行こうと思っていたが
全くそんな気配もなく ダラダラと先着パーティーとお喋り
聞けば、「おいらく山岳会」と云う 600名以上の会員がいる山岳会の方々とのこと
17:00には、ノンアルコール宴会を我慢しきれず、そのまま夕食に突入 今回は 「網焼き」 フルコース スターターは イワシ揚げ 網で炙って 醤油とショウガを添えたら 焼酎に合うことこの上なし 2品目は 粗挽きウィンナーの網焼き これは山行宴会の ザ・定番 締めは バケットと スープ 同宿の方々ともすっかり打ち解け 大満足 すでにピッケル君も含めた6名が避難小屋を占拠 まだまだ早い時間だったので、後から2〜3組が到着したら、寝床も無いほどの満員、、、、、 かと、心配したが。 結局 6時頃に 単独女性が来られただけで、ジャスト定員の快適空間 皆さんとの楽しい宴会で、すっかり酔っ払い 7時過ぎに ほとんど記憶も無いまま就寝 ZZZZZzzz... |
翌朝目覚めると、避難小屋の周囲は雪に覆われていた あちゃぁ〜 同宿の方々は、みな、山中湖方面へ下山すると云う 天気が良いようなら、昨日、堪能できなかった富士山を眺めるために往路をそのまま下山することも視野に入れていたのだが、、、、、 分厚い雪雲で展望なんかまるで期待できない それなら、当初の計画通り北部丹沢を東西に繋ぐ企画を達成したい。 のんびりと朝食を食べた後、城ヶ尾峠方面へと出発 |
天気は好転するどころか、ますます荒れ模様 ザックカバーも着け、雨具も着て 雨天の中の山行 基本的に 「晴れ男」ではなく 「晴れしか行かない男」なので、こんな本格的な雪雨の中の山行は久しぶりだ |
出発から3時間弱で畦ヶ丸避難小屋に到着 ずぅ〜っと 雪雨がパラついていたので、中に入ってのんびりとレーションを頂く 昨夜の菰釣避難小屋に比べると、少し小ぶりではあるが、こんな薪ストーブが完備されているのが素敵だ |
畦ヶ丸避難小屋からは西丹沢自然教室方面では無く、東海自然歩道を忠実に大滝峠方面へと下る ステタロー沢に出ると、あちこちミツマタが大量に咲いている 2月、大山下山後に不動尻付近で見かけたミツマタはまだまだ蕾だったが、ちょうど今は満開 そう云えば、関西の台高・大峰ではミツマタって見たこと無いなぁ〜??? |
沢を下ると一軒屋避難小屋 ここは扉も無く、窓も解放型、、、、 避難小屋っちゅうよりも東屋やね 中には先客が居たので、覗きませんでしたが、ここに宿泊するのはちょっと覚悟が必要かも? |
沢を下ると、雪雨もすっかり上がる この付近は美しいナメの渓相が素晴らしい |
大滝橋へ下山後、中川温泉まで国道をトボトボ歩く
恒例の町立温泉 ぶなの湯で汗を流す
13:30頃に温泉に到着して、14:53初のバスで新松田へ移動するプランであったが、、、
雪雨で休みも取らず歩き続けたため 温泉到着は
まだ 11:10
バスまで3時間も待たなければならない
食堂でもあれば、昼飯食って ビール飲んでお昼寝っちゅう技も出来るのだが。。。。。
生憎 ここの温泉には食堂が無いし
しかも 入浴時間が2時間に制限されている
もう腹ペコで待ってられないので、駐車場でヒッチハイクっちゅう 年甲斐も無い暴挙に出てしまった
3組目で見事 ゲット
山北町付近にお住まいで、高齢のお父さんと2人で 温泉に入りに来たと云う何とも贅沢な中年男性
ちょうど 12:49発の電車があるとのことでJR谷峨駅までお送り頂いた
前回も立ち寄った、新松田駅近くの中華食堂「こまち」で餃子食って大満足 (^^)v |
これにて北丹沢は宮ヶ瀬湖北部の鳥屋から山中湖平野まで直線距離で35
Kmほどが繋がった
丹沢主脈縦走も果たしているので
残された主なコースは、以下のような感じかなぁ〜?
@ 宮ヶ瀬湖から丹沢三峰ルート
A 秦野峠から鍋割山
B 加入道山〜大室山
C 御正体山〜石割山〜杓子山
1日目
2日目
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