北丹沢横断縦走 @

(焼山〜黍殻避難小屋〜袖平山〜犬越路〜西丹沢)

山行日 2015年11月22日(土) - 23(日)
同行者 単独
山のデータ 焼山: 1,059.6 m
黍殻山: 1,272.8 m
袖平山: 1,431.9 m
風巻ノ頭: 1,077 m


楽しい避難小屋宴会

3連休前夜に突然、飲み会に誘われた。一次会で引き上げれば良いのに、二次会へも参加。 隠れ家に辿り着いた時には日付が変わっていた。
ダラダラと3連休を過ごすと、ロクなことは無いので、帰宅後に頑張って翌日の山行準備。

早朝発は辛いので、いくつか準備してある山行計画の中から、最も出発時間に余裕のあるコースを選択。

4時間ほどの睡眠で、起点となる橋本駅へ。 

橋本駅前にイオンモールがあったので、食材を調達することが出来た。これでフリーズドライオンパレードの味気ない食事を避けることができた。

橋本駅から鳥居原ふれあいの館行きのバスで鳥屋バス停へ
鳥屋と書いて、「とや」と読むそうだ。

平戸からの取りつきに一軒家があり、ちょうど おばさんが出ていたのでルート確認。 親切に道を教えてくれたのは良いが、、、

おばさん: 
この辺は山ヒルの巣窟だから気を付けて! 良かったら塩持っていくかい?

ピ: もう この時期 大丈夫なんじゃないですか?

おばさん: ウソウソ! この家の周りも ワンサカ居るのよ!

げ・げ・げ。。。。 余計な情報 聞かなきゃ良かった!!
余計な心配させられたものの、結局、大嫌いな山ヒルには遭遇することなく、柏原ノ頭に到着。

柏原ノ頭からは、いくつも ガレたトラバース道を通る。

特に焼山の真下の斜面は、かなり崩落しており、身の危険を感じるような荒れたコースだった
ようやく東海自然歩道へと合流すると、何と登ってきたコースに 「通行止め」の標識

えぇ〜 そぉ〜なのぉ〜??

やっぱ それでコース荒れてたのねぇ〜??

、、、、ってか、登山口にも標識立てておいてよね?


ちょうど、黍殻山方面から来られた年輩単独男性に声をかけられる。

御年輩: あんた 通行止めって書いてあるけど どうでしたか?

ピ: 嫌ぁ〜 知らなかったもんで。。。。
ピ: 確かに 何か所か崩落で ザレザレでしたから、行かない方が無難だと思います。

御年輩と情報交換しながら焼山山頂へ

山頂には鉄塔階段の展望台が設置されていて、宮沢湖や丹沢が見渡せる


今日は3連休で唯一の好天。残りの2日は曇天から雨模様

展望を拝めるのは今日だけだ

御年輩は、早朝に青根方面から入り、袖平山や姫次で、富士山展望を満喫されたとのこと

ピッケル君も、袖平山と姫次の大展望を期待して、このコースを計画していたのだが

明日以降では、全く期待できない

やっぱ、昨夜 深酒せずに 初日に展望出来るコースにしておけば良かった (-_-メ)

避難小屋手前の水場は、塩ビパイプが地中に差し込まれることにより、十分な水量

塩ビパイプがなければ、チョロチョロの湧水は、地中に沁み込み水を汲むことが出来ない

以前、この塩ビパイプが荒らされていたようで、しっかりした整備に感謝

黍殻避難小屋も昨年、改築されたとのことで、とっても綺麗

中には土間と、木製テーブルが整備されている。
先着は、30代の男性2人組、中年御夫婦1組、30代単独男性で、ピッケル君も含めると都合、6名。 避難小屋のサイズからは、ちょうど良い人数。

初めは、よそよそしい雰囲気であったが、ピッケル君が食前酒を始めるころに単独男性からお声かけ頂いた。

ちょうど、本日、全く同じコースを歩いてきたので、話も弾む。 そのうち、中年御夫婦も会話に巻き込み、
避難小屋全体で一体感を醸し出し、大宴会。

すっかり盛り上がった6時半頃、さらに男性2人組が到着。

普通なら、こんな遅い時間に、、、、 みたいな状況になるのではあるが、皆さん 暖かく迎え入れ、8人で宴会を継続。

後から到着された方々が自慢の料理を振る舞って下さり、ますます酒宴は盛り上がる。

見ず知らずの人々が集まった 避難小屋の宴会。街の居酒屋では決して味わうことの出来ない最高のひと時だ。

やっぱ 無理して来た甲斐があった!

会話は、装備自慢、山メシ自慢、百均山用小道具自慢、山の想い出、などなど
翌朝、皆さんは5時頃に起床。

まだまだゴロゴロしていたピッケル君も5:30起床。

朝からのんびりコーヒー淹れて、パンを焼く。

お世話になった同宿者に別れの挨拶を済ませて7時に出発

外は すっかり ガス模様。
昨日、富士山を拝めたと云う、姫次も袖平山もすっかりガスに覆われて展望はゼロ。

どちらも、広いスペースに木製ベンチが設置されていて、晴れていれば最高の場所だろう
風巻ノ頭には、東屋が設置されている
風巻ノ頭から、高低差500 mの急坂を激しく下って、神ノ川橋へ。


神ノ川ヒュッテ周辺は オートキャンプ場となっていて、キャンピング雑誌に出てくるようなキャンパーが優雅に朝食と焚き火を楽しんでいた


神ノ川ヒュッテから、再度 標高差600 mを登り返す。

最後の標高 100 mほどが、非常に厳しく、疲労困憊。

昨年お世話になった犬越路避難小屋で軽い昼食を摂ったのち、再度、用木沢出合へと下る


ほぼ予定通りの12:40、西丹沢自然教室のバス停に下山。

昨日、同宿だった単独男性に再会。

彼は、蛭ヶ岳経路でここまで来たらしい。
いやはや、若いって羨ましい。

次のバスまでは2時間も待つことになるので、単独青年に別れを告げて、5 Kmほど下流の中川温泉まで歩く。

中川町立温泉 ぶなの湯 にて 汗を流す。

丹沢湖周辺は、ちょうど 「もみじ祭り」の時期で、ぶなの湯も凄い人。

14:40西丹沢自然教室発のバスも、すでに出発時に満員とのこと。 有難いことに、このバス目当ての乗客用に、中川温泉から臨時バスが出て、座ることが出来た。

その後も、随所から紅葉目当ての乗客が次々と乗ってきて、バスは満員
今日は、気温も低く、休みも取らず、ひたすら歩き続けたので、満足に食事も摂っていない。

どうにもこうにも腹ペコで、暖かい食べ物が欲しかったのだが、生憎とぶなの湯には食事処が無い。

新松田駅で、前回も立ち寄った中華食堂で腹ごしらえ。

ほかほか御飯が、腸に沁み渡る

単身赴任生活でマイカーの無いピッケル君

この時期は 北関東方面はどのこキャンプ場も閉鎖で、なかなか百名山クラスのメジャー山行は難しい

どっかお手軽にテントあるいは避難小屋泊のコースは無いかと 某SNSで尋ねて見たら

マイミクさんが、西丹沢自然教室から避難小屋泊で山中湖へ縦走可能なことを教えてくれた

よくよく地図を調べて見ると、北丹沢には東海自然歩道が東西に繋がっていて、随所に避難小屋もある

2泊3日で無理すれば、一気に東から西まで避難小屋泊で北丹沢横断縦走が出来そう

そんな野望が今回のコースの発端となった

残念ながら、今回は天候不順で1泊2日として、西丹沢自然教室で下山したが、残りは次回、1泊2日で繋ぐことが出来そうだ


生憎の悪天候で、大好きな富士山は拝むことが出来なかったが

避難小屋で同宿した方々との宴が何とも楽しく

景色とは違う、山の楽しさを満喫しました

ルートマップ: 

コースタイム

1日目:

6:50 7:06 7:11 7:16 7:31 7:37 8:22 8:55 9:41
隠れ家 池上 蒲田 東神奈川 橋本 (神奈中バス) 鳥屋

10:00 11:20 13:50 14:00 15:10
鳥屋 柏原ノ頭 焼山 黍殻避難小屋(避難小屋泊)



2日目:

7:00 7:55 8:05 9:05 9:50 10:05 11:30 12:40 13:40 14:30
黍殻避難小屋 姫次 袖平山 風巻ノ頭 神ノ川 神ノ川ヒュッテ 犬越路 西丹沢自然教室 中川温泉


13:55 16:10 16:44 17:17 17:31 17:57 18:04 18:22 18:45
中川温泉 新松田(中華料理店) 海老名 横浜 蒲田 隠れ家





ピッケル君のアウトドア









































inserted by FC2 system