谷川馬蹄形縦走(半分のみ)

白毛門から 谷川岳を望む

山行日 2014年10月11日(土)〜12日(日)
同行者 単独
山のデータ 白毛門: 1,720 m
笠ヶ岳: 1852.1 m
朝日岳: 1945.3 m
七ッ小屋山: 1674.7 m


もう歳や!?

今回の山行は、本当に 老化と筋力の低下を痛感させられた (泣
今後は重いテン泊装備で ワシワシ・ガツガツなんちゅう 山行形態を見直し、ゆとりを持ったのんびりプランに変更しなきゃ って 反省させられる山行でした。

いきなり 反省会からの出だしですが・・・・・
紅葉が期待される体育の日の3連休、「
馬蹄形縦走+谷川主脈縦走」と云う 谷川岳周辺の2大縦走をいっきに繋げたろう!? っちゅう 無謀な計画を立てた。
ところが、「
伊勢湾台風なみ!」の台風19号(VONGFONG)の接近で、予定を1日短縮し馬蹄形縦走のみとした。 
モグラ駅」で有名な土合に到着。
前回、来た時には モグラ駅に着いたけど、今回は地上ホーム

そうそう 上り(水上方面行き)は地上ホームで、下り(越後湯沢方面行き)は モグラホームなんやね。 知りませんでした・・・・・

今回は出張帰りの翌日発と云うことで、贅沢して、東京から上越新幹線を使って 一気に越後湯沢まで入り、そこから土合へと戻ったのだ

各駅停車を乗り継ぐより1時間半もゆっくり出来る反面、運賃は 倍以上 (>_<)

あたふたと 電車を乗り継いだので、朝食を買いそびれ、ロープウェイ駅まで買いに行く
土合到着から1時間、ようやく白毛門登山口
白毛門への登山道からは ところどころ 谷川岳が顔をのぞかせる

マチガ沢がクッキリ見えてます


登山口から東黒沢を渡ると 前方に テン泊装備のカップル

歩くペースが近そうなので ペースメーカーに利用させてもらう
(これが 失敗の始まり)

ロープウェイ駅で買い求めた おにぎり を食べたり、体温調節など

出だしから 小休止ばかり

だいぶ ペースメーカーとの距離が離れたので、最後の休止から ガンガンにぶっ飛ばす

ところが、白毛門への登りは 半端無い

ぬるっと 滑る急斜面や 大岩・小岩を乗り越える急登の連続

斜面の角度が急なので 爪先立ち気味で フクラハギに負担がかかる

さらには 足を大きく曲げないと乗り越えられない大岩などなど

ついには 
フクラハギが攣りだした

松ノ木の頭 手前付近で ペースメーカーが休憩中

やり過ごすと その先も急登の連続で 休止のタイミングを逸し、そのまま 松ノ木の頭まで

紅葉の向こうに 谷川岳

一ノ倉沢が 牙をむく

衝立岩のザイル銃撃事件など

魔の山と呼ばれる谷川岳東面

谷川岳山行は3度目の山行だけど、東面を眺めたのは今回が初めて

やっぱ こちらから見ると 谷川岳の厳しさが良く判る
白毛門の南面は 見事な紅葉で彩られています

松ノ木の頭で 絶景を眺めながら、本日 初の大休止
パンパンに張った フクラハギを 騙し騙し 白毛門への最後の岩場を登ると。。。。。。。

突然、
右太腿の内転筋が引き攣り 激痛が襲う
もう、どうにもこうにも・・・・・ なので 慌てて ザックを降ろし 登山道脇の小スペースで
悶絶 (>_<)

5分ほど激痛と格闘すると ようやく 攣り状態が収まった。 でも足を動かすと 太腿、フクラハギ いろんな場所が攣る

もう 動くことが出来ないので、仕方なく 昼食を摂りながら大休止

越後湯沢駅で購入した 「いくら たらこ めし」 うぅ〜 やっぱ イクラって むちゃくちゃ 美味い
山頂手前 わずか300 mで 悶絶

山頂にいる人々を恨めしく 眺めるが どうにも こうにも 動けない

40分ほどの休憩で 何とか フクラハギや大腿の筋肉の引き攣りも収まり、何とか白毛門を目指すことが出来る

それでも 一歩一歩 這うような歩み
13:00 白毛門登山口からジャスト 3:30で ようやく 白毛門に到着

そこは 期待通りの 大展望


白毛門山頂から 左: 笠ヶ岳   右: 朝日岳




白毛門で 引き返すことを考えたが

この引き攣った脚で あの急斜面を降りるのも辛い

テン泊予定地の清水峠までは まだ 4時間もあるが、その手前の朝日岳には水場もあるし

ビバーク地となりそうな 平坦地もある

とりあえず 朝日岳まで 向かうことにした




笠ヶ岳避難小屋と 小烏帽子・大烏帽子(p1934) その向こうのフラットな山頂が 朝日岳

朝日岳の右は 燧ヶ岳 その右が至仏山

白毛門から2時間ほどで 朝日岳へ到着

朝日岳周辺はなだらかな池塘帯

宝川温泉への登山道を ほんの少し下れば 清水が湧き出ている

ここで 水を調達して 一安心

もう 足がどうにもならないので、ここでのテン泊を考えたが、まだ3時

清水峠まで コースタイムは あと2時間

水も補給できたし、清水峠まで行けなければ、どこか その辺で ビバークすれば良い

そんな 心の葛藤の後 清水峠を目指すが、水 3 L分 の ボッカ量が増え ますます 足に負担がかかる
ジャンクションピークから大烏帽子山方面へ続く 尾根筋
清水峠への最後の下りから 朝日岳を振り返る

ようやく 清水峠に着くころには もう 日没寸前

柄沢山(左)と檜倉山(右)が 赤く染まっている

清水峠手前の p1504への登山道に Marmotの フリースが落ちていた

普段なら絶対 そのまま放置だけど、前を行く ペースメーカーとしたカップルの物と思い込み、届けることにした
清水峠避難小屋周囲は すでにテントもいっぱい

東電送電線監視小屋の脇に ようやくテントを設置

フリースは 男女ペアの物では無く、単独山ガさんの物と判明し、無事 お届け完了


テントに潜り込んで 赤ワイン飲みながら 夕食

疲労困憊で食欲も無い

いなばの とりそぼろ缶詰 と バゲットを2切れほど

テント内で 無理な姿勢を取ると またまた 両足が攣り出し 悶絶を繰り返す

もう 寝酒も ほとんど 飲まぬまま そのまま 寝袋に入り就寝


谷川馬蹄形縦走の 山行記:

・1日目の記録 (このページ)
・2日目の記録  



ルート地図はこちら 



コースタイム


1日目(10/11 土)

6:13 6:30 6:44 7:58 8:13 8:38
大森 東京 越後湯沢 土合駅


9:30 11:30 13:00 14:00 15:10 16:50
白毛門登山口 松ノ木沢の頭 白毛門 笠ヶ岳 朝日岳 清水峠


2日目(10/12 日)

6:40 7:30 8:10 8:30 9:10 10:30 11:50
清水峠 七ッ小屋山 蓬ヒュッテ 白樺小屋 JR見張り小屋 土合駅

12:26 12:39 12:56 14:01 14:14 16:10 16:16 16:18 16:24 16:30
土合駅 水上 高崎 大崎 品川 大森




ピッケル君のアウトドア









































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