白峰南嶺



山行日 2012年9月15(土)〜17(月)
同行者 コンさん、 RINちゃん
山のデータ 農鳥岳: 3025.9 m
広河内岳: 2895 m
大籠岳: 2767 m
白河内岳: 2813 m
黒河内岳(笹山): 2717.6 m

最強メンバー集結

3年前に 関西山系ML仲間のRINちゃんが南アルプス深部のマイナールートである白峰南嶺を計画。 Mixi仲間のコンさんを誘い、同行を計画したが、諸般の都合で不参加となった。
スーパー山レディーのRINちゃんは 雨 と ○◇× の 悪条件にも関わらず 単独で決行し、見事制覇を果たした。

涙を飲んで諦めたピッケル君とコンさん、3年前のリベンジを計画したところ、頼もしくRINちゃんも同行してくれることとなった。

3年前のRINちゃんの経験を活かして、今回は大門沢ではなく、大門沢下降点直下のビバーク地を1泊目のポイントとして選択した。


奈良田手前の道の駅で2台の車が集合し、前夜泊。翌朝、奈良田へ出発。

広河原行のバスに並ぶ大勢の登山客を横目に、林道歩き。

広河内橋から これから目指す稜線がググゥ〜っと視界に入る。

早速 地図読み得意のコンさんが、地図を広げ、ちょうど右側に見えているのが 明日 通過予定の大籠岳と特定。

例によって RINちゃんが事前に印刷してきた登山計画書をポストに入れて イザ 出発
『広河内庵』なんちゅう 丸木小屋を過ぎると 本格的な山、沢道となり、RINちゃんの苦手な吊橋を3回もわたる
標高1,350 m付近から 雰囲気の良いブナの森が出現 台高の森を彷彿とさせ、一同 盛り上がる。
こんな木製 はしごを2つ 3つ 渡ると大門沢小屋に到着

大門沢手前の沢沿いの登山道には 多くの野草が咲いていた。 花の時期も もう すっかり秋の花かな?

コシオガマ ヤマハッカ キツリフネソウ

ここしばらく アルプス山行と云えば さば寿司や柿の葉寿司が 定番の昼食となっていたが、 今回は事故で愛車を失い サバ寿司等の調達がままならなかった

アルプス山行に便利な名古屋南部に拠点があることもあり、RINちゃんの お迎えまでに お米を炊き 「塩にぎり」なるものを作ってみた

マンガの岳に出てくる 『男飯』

米2.5合分から巨大な塩にぎり 5個を作り サランラップに包んで持参した

パリパリのコンビニおにぎりなんかに比べ はるかにしっとりして美味

具の 梅干しも しっとり 疲れを癒してくれる

ちょっと ハマり そうな予感 ♪

水場に水が無く、焦る (>_<)

大門沢小屋から ちょうど30分ほど登った地点で 再度 沢を渡る。

この地点には 「農鳥岳へ向かう方は ここで水を汲むのがベスト」と書いてある。 事前調査では 標高2,000 m付近に水場があることになっているが ここは まだまだ 1,800 m地点。 2泊分の水ボッカともなると5〜6Lは必要となる。

少しでも楽したい 気持ちから ここでの給水はパス

コンさんが 農鳥岳からの下山時に水浴びした記憶があると云う 2,000 m付近では 確かに本沢への下降点があるのはあるが、伏流水となっており 全く水が流れていない。

先ほどの 1,800 m地点まで 戻るとなると 相当のタイムロスだし、体力消耗もはなはだしい。 かすかに耳を澄ますと上流の方で水の流れる音がする。 コンさんがゴロ沢の上流を探索すると、結構 水が流れているとのこと。

最上流では 結構の水量があり、6.5 Lの水を汲んだ

水の確保が出来て、一安心ではあるものの、ここからは 重い荷物との戦い。
出発前 計量時に14 Kgだったので、それに食料などを追加して 出発時は恐らく 15 Kg程度だろうか?
そこに 2泊分の水6L と 今日の行動水の1Lを加え 総重量は22 Kgを越えているだろう!!

今までのアルプス山行で 最も重い装備で 標高 600 mほどの急登を登らねばならない

今まで 軽口を叩きながら 意気揚々と登ってきた精鋭3人組みであるが、さすがに荷物の重さは堪えるらしい

すっかり 寡黙となり 5分〜10分ごとに 立ち止まるような状況
急登に喘ぎ 文字通り 一歩一歩・・・・  さすがのRINちゃんも 遅れ気味かと思いきや

最後の1ピッチはいきなり先頭を取り 目的の稜線直下のテン泊地に一番乗り

やっぱ スーパー山レディのRINちゃんが 本気を出したら 凄いのだぁ〜

「絶対ココしかない!」って 感じの最高の場所でビバークテント

テント設営後に 待ちきれず 即座に宴会の開始

最近 すっかり定番と化している スパムのゴーヤチャンプルを用意していると コンさんの80Lザックから なんと フルボトルの赤ワインが登場。 水ボッカに向けて 「少しでも軽量化」なんて 姑息なピッケル君に比べて なんと 太っ腹 !!

しかも ゴーヤチャンプルに合うこと この上ない!!

標高 2,400 M での 最高の宴

2クール目は 余った スパムにRINちゃんご自慢のキューリを加えた炒め物

こちらも 変化があって 美味

ゼロ泊の睡眠時間が3時間程度と少ない上に 今日は9時間の歩行に 強烈な水ボッカ

そんでもって ワインと焼酎で しとどに酔い

6時頃には眠りについた
2日目の記録⇒


コースタイム


0日目 (9/14 金)

9:40 1:15
名古屋南部 富士川ふるさと工芸館(車中泊)

1日目 (9/15 土)

5:00 6:00 6:30 7:10 10:50 12:15 12:45 15:10
道の駅 奈良田 第一発電所 大門沢小屋 2000m 地点の水場 稜線直下(テント泊)


2日目 (9/16 日)

4:50 5:30 6:10 6:30 6:50 7:40 7:50 9:30 10:30 12:30
稜線直下 大門沢下降点 農鳥岳 下降点 広河内 大籠岳 白河内岳 笹山北峰(テント泊)


3日目 (9/17 月)

6:10 6:15 9:25 11:00 11:30 12:00 12:30 12:45 13:15 18:10
笹山北峰 笹山 1600m 水場分岐 笹山登山口 奈良田 西山温泉 そば処アルプス 名古屋南部















ピッケル君のアウトドア









































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