奥山谷から明神岳と桧塚


山行日 2007年4月14日(日)
参加者 郭公さん
山のデータ 明神岳: 1432 m
桧塚: 1402 m
千秋峰


ルート:

6:00 7:40 8:45 11:00 12:10 12:30 13:10 13:25 14:20
生駒 みのや 千秋林道 奥山谷 明神平 (昼食) 桧塚奥峰 桧塚 マナコ谷




累積標高(±) 819 m  沿面距離 8.52 km

紀行文
GWに、南奥駈縦走を計画中。 また例によって、郭公さんがヘルプしてくれると云う。 ただ、今回は日程が合わず、ピッケル君は北上、郭公さんは南下ルートで、途中ですれ違うことにした。 ピッケル君の車を回送してもらう必要があるため、事前に車の運転の仕方、ツェルト泊のシュミレーションなどを打ち合わせることとなった。

当初は、マナコ谷から沢ルートで明神岳、その後、池木屋方面の絶好テン場で1泊の予定だったが、土曜日の天気予報が悪く、日曜日帰りに変更。 ところが土曜日はうって変わって快晴で拍子抜け。

例によって「みのや」に8時集合。 予定時刻より30分も早くに到着したが、すでに郭公さんも到着していた。高見トンネルを抜け、加杖坂峠を通って、青田発電所から千秋林道へ。マナコ谷登山口にデポして出発。

いつもは、マナコ谷登山口から薄暗い植林地帯の中、九十九折れのような登山道を歩くが、今日は、新たに奥山谷沿いのルートを開拓する。昭文社の地図では破線ルートになっていて、郭公さんの地図では危険マークが2ヶ所記載されていると云うが、ピッケル君の地図では1箇所しか記載が無い。 いずれにせよ、沢登りのルートで崩落箇所があるらしく気を引き締めなければならない。


こんなロープで岩場を下ることも。。。。。 沢をジャンプで渡る 斜面が崩れた登山道を慎重に通過


ロープで岩を降りたり、ジャンプで川を渡ったり、子供のフィールドアスレチックのようなスリル感。 このルートは下山に使うより、登りに使う方が良さそうだ。切り立った斜面で、いくつか崩落箇所があり、ロープにつかまりながら何とか通過。危険な箇所は数箇所も存在し、どこが、地図上の「危険」マークに該当するのか分からない。 まぁ慎重に進めば、それなりに楽しく、植林地帯で薄暗いマナコ谷ルートに比べれば、はるかに変化に富んで楽しく歩くことができる。


危険箇所を過ぎると 穏やかな景色 台高らしい雰囲気を醸し出す


危険箇所を過ぎると、沢沿いの穏やかな雰囲気の場所に出る。ちょうど雰囲気的には、宮ノ谷林道から池木屋へのルートに似た感じだ。奥山谷を登りつめると、最後は、谷から右へ離れて、一気に急坂を登る。 「またまた、きっつい登りやなぁ〜」と、喘ぎながら登ると10分ほどで、見覚えのある、沢に出る。 ここが明神平の水場だ。

明神平の水場の南側 明神平から明神岳方面へ


明神平から明神岳を越え、桧塚奥峰へと向かう。 今回の山行の1つの目的は、次回の南奥駈縦走の準備としてビバークツェルトを張ってみること。 5年ほど前に購入し、大峰、台高の単独山行には、いつも携行しているが、幸か不幸か一度も使った経験が無い。購入直後に家の裏山で密かに練習しただけだ。

桧塚奥峰手前の平坦地で、ツェルト練習と昼食休憩。 細引きを繋ぐ木さえあれば、結構簡単に張ることができる。 木が両側に2本無い場合には、ストックをポール代わりに細引きの3点張りで十分だ。 地面に接地する部分を完全に塞ぐことができないので、雨が降っている場合には、接地面から水が沁みてくることが心配だ。ツェルトの下にビニールシート、ツェルト内部に銀マの2重装備が必要かもしれない。


「遭難してビバーク中の郭公氏」との想定で撮影するも、 
遭難中とは思えない、この笑顔
桧塚奥峰から池木屋(奥中央)を望む
桧塚 千秋峰


昼食後は、桧塚奥峰〜桧塚〜千秋峰へのお決まりのコース。 この周辺の尾根からの景色は台高山脈の中でも指折りの場所では無いだろうか? ここに来ると、ついつい、今は亡きトシノスケとの山行を思い出す⇒

絶景とすがすがしい風を楽しんだ後、単調な植林帯の林道を下って、マナコ谷の登山口へと下山。


お楽しみ:
東吉野温泉 みのや 



ピッケル君のアウトドア









































inserted by FC2 system