ピッケル君のアウトドア



縦走
高見山〜三峰山

(高見山 1248.3 m)
(三峰山 1235.4 m)

2005年4月9日(土)
参加者: 郭公さん、のんぶ〜さん


三峰山 八丁平

ルート:

   6:20         7:00       7:30        8:20        8:45       9:55     10:40     11:10     11:25
高見山 大峠 → 高見山山頂 → サイ面山 →  トクマ山東峰 → トクマ山西峰 → 請取峠 → 奥船山 → 大滝山 → 水野無山


12:00     12:17    13:45      14:50       16:15
白髪山 → 白髪峠 → 新道峠 → 三峰山山頂 → 御杖青少年村 




紀行文

ML仲間に誘われて
関西山系MLで郭公さんが、高見山から三峰山への尾根を歩くとの書き込み。 どうやら高見山側に車をデポして、いけるだけいって引き返すようだ。東京出張中で高見山と三峰山の距離感がつかめないが、1台を高見山側、もう1台を三峰山側にデポすれば1日で縦走が可能ではないだろうか?と閃いた。早速MLに書き込みをする (*^_^*)

東京出張から戻り、遅い夕食、山の仕度、、、 うぅ〜 あと4時間程度しか寝られヘン。。。。 朝3時起床、3時半出発で、約束の御杖青少年村に向かう。 まだ空は完全に夜中だ。
途中で郭公さんの車に合流し、2台のプレーリーで駐車場へと向かう。 約束の5時半よりも20分ほど早くに到着。 MLの書き込みを見て、まいどまいどののんぶ〜さんも参加されるようで、出発点の高見峠で待ち合わせとのこと。 郭公号を青少年村の駐車場にデポして、ピッケル号で高見峠を目指す。

高見峠には6:10到着、ほどなくのんぶ〜が到着で全員集合。さてさて北部台高縦走の始まりだぁ〜! そういえば昨年春は、郭公さんと高見山から明神平への縦走をやっている。 はぁ〜ん なるほど 郭公さんは大台ケ原から高見山までの台高を制覇しているので、さらに北東側に向かって台高制覇を伸ばす気のようだ。道々、地図を眺めながら、台高の北限は高須ノ峰ヤロカなどなど もはや次の縦走計画を考えている。 つくづく大峰・台高に馳せる思いが強いようだ。。。。

寒風吹きつける大峠
天気予報は良いハズなのに、大峠では寒風が吹きすさんでいる。 そういえば昨年の北部台高縦走の際も、この大峠集合で、その際も冷たい風が吹いていた。 どうやら大峠はちょうど風の吹き込む地形になっているようだ。。。

なにはともあれ、高見山を目指す。樹氷シーズンは大勢の人々で賑わう高見山もこの季節でこの時間ともなると全く人気が無い。


高見山山頂から見る三峰山 兜岳(左)や国見・住塚山(右)も見える


高見山山頂で、本日目指す方向を確認する。えぇ〜 あれが三峰山 むっちゃぁ遠いぃ〜ヤン! (-_-;) と思いながらも、声には出さず。。。。

北部台高縦走に燃える郭公さんの、次なる野望は南部台高縦走のようで、もはや高見山から大台ケ原を制覇したにもかかわらず、さらに南で尾鷲から大台ケ原の縦走も考えているらしい。当面の話題は、尾鷲から大台に向かうか?大台から尾鷲に向かうか?で盛り上がる。 「登り大好き(*^_^*)」と豪語する のんぶ〜 は 尾鷲から大台へのコースをしきりに勧める。 やっぱり、この人らの会話は 尋常ではない (^^ゞ  でもでも明神平、桧塚より南側へ行ったことのないピッケル君からは羨ましい限りだぁ!  こっそり、密かに 池木屋あたりからまず攻めタロカ などと思考を巡らせる。


サイ面山から見る高見山


迷ったときは登り返せ!
トクマ山の東峰でルートが2つに別れる。一方は北側に尾根から降りる方向、もう一方は尾根沿いに東へ向かう方向。東峰に掲げられた道標が これまった 中途半端ヤなぁ〜 ってな感じで どちらにもとれるように向いている。 郭公さんの地図ではトクマヤ山から 大きく標高を下げて奥ノ山(794 m)へ巻き込むようになっているので、ルート的には北側に向かうルートが正解に見える。 しばらく悩んで、とりあえず北向きのルートを選択してみる。 歩き出すと 思った以上に 急な勾配でどんどん下っていく。 突然、郭公さんが あらまぁ 真正面に兜岳が見えてるでぇ〜! ってことは真北に向かってるってコッチャ これは1本手前で長尾山〜オシャ谷山へ向かうルートかも知れヘンなぁ〜 しゃぁ〜ない、もう一度引き返して東へ向かう方向の道へ行ってみよかぁ? 地図上ではトクマ山の西峰はコースからハズレテいることになるので、トクマ山の西峰に出たら、その道は間違いっちゅうこっちゃ! 仕方なく急な坂道を登り返す。 アレアレ やっぱりトクマ山の西峰に出てもうたぁ   。。。。てなコンナで、結局、再度、引き返して北側のルートに戻る。


この分岐で方向不明
正しい道は下り方向
請取峠から見るトクマ山


そういえば、出発時に昭文社のエアリアマップの「大台ヶ原」と「赤目・倶留尊高原」の登山地図を2冊持ってきた。 昨夜、晩飯を食べながら、今日のルートを確認するが、ちょうど2冊の地図の切れ目で、どうも判然としない。 特に「大台ヶ原」の地図は最北限が高見山で、そこからトクマ山へのルートが切れており、全く役に立たない。 しゃぁ〜ないな、とりあえず郭公隊長に着いていけばエェーヤンカ!と思い、そのまま眠りについたハズだ。 ところが、今、手にしている「大台ヶ原」の地図はとても見やすい。ちゃんと高見山から三峰山へのほとんどのルートが明示されている。 そっかそっか、そういえば、家に「大台ヶ原」の地図が2冊あったから、1冊は北側が欠けていて、1冊は北側が収録されている版なんだろう?? などと納得していた。 でも話を聞いてみると郭公さんも「大台ヶ原」と「赤目・倶留尊高原」の2冊を持ってきたのに、今は手元に無いらしい? アレアレ、ピッケル号から出発の際に、郭公さんの地図を間違って持ってきてしまったらしい?? あげくの果てに、郭公さんの地図をクシャクシャにしてもうた。。。。 (ーー;)

アップダウンの連続
トクマ山からは、下りの連続。地図上には奥ノ山(794 m)と出ているが、山名板もなく、どこが奥ノ山か判別できぬまま、通り過ぎ、気がつくと請取峠。ここで1本取る。例によって のんぶ〜さんの 「ドラエモンポケット」から、素敵な食料が出てくる。 今日は「ロールケーキ」だ! (^^♪ 昨年の初登り「天和山」の時は、のんぶ〜ご自慢の自家製ケーキだった。 そういえば、あのときも郭公さんの声掛けで、のんぶ〜さんの ドタ参だったような気がする。

さてさて出発。請取峠から奥船山方面に向けて歩き出したつもりが、ちょっと具合が変だ。2つほど小さな丸木橋(?)を渡ったところで、「おぉ〜い 自分ら道、間違えとるでぇ〜」と後ろから郭公さん。どうやら松阪・波瀬方面へ向かう林道に入ってしまったようだ。 確かに奥船山方面へはかなりの登りになっている。 やはり台高・大峰の山々をほぼ制覇しつつある郭公さんは地図読み、ルートファインディングに一日の長がある。 

奥船山へはかなりの急登。さらに大滝山、水無野山とアップダウンの連続で、そろそろバテてきた。でも水無野山では、やっと目指す三峰山が視界に捕らえることができた(それでも、まだまだ遠い?)。 やっとの思いで白髪山への到着はちょうど12:00。 もう一踏ん張りして、白髪峠で昼食。


水無野山から三峰山
白髪峠の大ブナ


のんぶ〜さんは、ここでも自家製弁当、しかも具沢山。 やっぱ のんぶ〜のパワーは、あの旺盛な食欲によって維持されてるに違いない (*^_^*)。私は一人淋しく マルタイラーメンだ。「ピッケル君、ラーメンやったら、ほうれん草とゆで卵、あげよかぁ〜」 またまた有難ぁ〜い お言葉。「そやそや、のんぶ〜が ほうれん草とゆで卵を弁当に入れてくるのん 知っとったさかいに、ラーメンにしたんヤ!」 人のお弁当を分けてもらっているのに、減らず口ばかりだ (^^ゞ


新道峠付近 八丁平


クライマックスは、新道峠〜八丁平
体力的にはそろそろバテバテ状態に入っている。 そんな疲労を吹き払ってくれるように新道峠から八丁平の雰囲気は最高。 ちょっと明神平に似た雰囲気だ。三峰山は霧氷や樹氷の名所だけど、春の三峰山もなかなかすばらしい。



三峰山からは不動滝コースで、郭公号の待つ青少年旅行村へ。 ふぅ〜 よく歩いた。 なんとなんと総行程約10時間。 郭公さん、のんぶ〜さん 本当にお疲れ様でしたぁ〜。

ちょっと足手まといでしたが 次回までには もう少し体力をつけて。。。。。



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