弥山〜楊子ヶ宿
(仏経ヶ岳 1914.9 m)
2004年9月22日(水)〜9月23日(木)
参加者: トシノスケ



ルート:

1日目

 5:00    7:00      7:40   10:20   10:50  11:25    13:20    14:15
 生駒 ⇒ 行者還トンネル西口 → 弥山→ 八経ヶ岳(昼食) → 舟ノタワ → 楊子ヶ宿 (テント泊)


2日目

   7:40     9:00     11:00   11:30 12:30     14:30
 楊子ヶ宿 → 舟ノたわ → 八経ヶ岳 → 弥山(昼食)  → トンネル西口


紀行文:

長期休暇で大峰山行
9/14〜9/18は海外出張(オーストリア&ドイツ)で、9/19〜9/26は遅い夏休みをとることになった。さてさて、どこかにテント泊で行くことにしよう!

関西ネット系の方々は盛んに北アルプスや南アルプスに遠征、ピッケル君も触発されて単独アルプス山行も考えたが、日頃、単身赴任で相棒のトシノスケ君が寂しい思いをしているようだ。トシノスケへの日頃のお詫びを目的に、どこかトシノスケと山篭りできるところにしよう。トシノスケと一緒となるとなるべく人気の少ない所が候補になる。 と、なるとやはり台高か大峰か? 大峰は八経、七面はそれぞれ登っているが、ここをつなぐ奥駆縦走道は未踏破だ。 いろいろ調べてみるとこの縦走路の楊子ヶ宿が2年ほど前に新築されたらしい。トンネル西口から行けば、ちょうど一泊で往復できそう。

朝5時に出発し、通いなれた天川からトンネル西口へ。さすがに休日で1台も車が止まっていない。トンネル西口で朝食を済ませ、登山届けを出して弥山へ。マイドの事ながらここの登りはキツイ。弥山の手前で下山してくる人とすれ違う。昨晩、楊子ヶ宿に泊まって、今日は、行者還小屋まで行かれるとの事。楊子ヶ宿の水場状況を確認すると昨日は十分に汲めるだけ流れていたようだ。


弁天の森周辺


八経ヶ岳には11時頃到着。天気は曇りでガスがかかって、まるで展望は望めない。ここでラーメンを作って昼食にする。単独だと休憩時間も短く30分ほどで、切り上げる。これより南の明星ヶ岳方面は、まだ未踏の地だ。

大峰独特の緑濃い山道を快適に歩く。ガスの中の奥駆道は鬱蒼とした雰囲気を醸し出し、なんともいえない良い気分。

枯れ木にコケがついて
自然のモダンアート?


舟のタワの手前で西側の視界が開け、カラハッソウの涸れ沢の上部に出る。ここは昨年の5月にネット仲間のD兄ぃに連れてきて頂いた秘境中の秘境だ。やはり大峰は奥が深い。

カラハッソウ谷の涸れ沢上部から
ガスのかかる七面山方面を望む

舟のタワ付近で急に雨が降り出した。そういえば昨年D兄ぃさんと来たときもここで雨具をつけた記憶がある。結構な雨量になったので、雨具を着て、ザックカバーをつけて歩きだすと5分ほどで雨が上がった。舟ノたわはすっかりガスに包まれてますます幻想的な雰囲気を醸し出していた。


日本画のような風景 楊子ヶ宿まであと少し


避難小屋裏でテント泊
14時過ぎに本日のゴール地点である楊子ヶ宿に到着。小屋の裏手から4分程度のところに水場があり、早速、確認に行ってみる。昨晩の雨が幸いしたようで、水量は十分だった。小屋は新築されたばかりでとっても綺麗。小屋に荷物を置いて小屋裏の草地にテントを張る。夕食には早いが、とりあえず焼酎のお湯割りで乾杯して、ツマミを食べる。

とりあえず1時間ほど昼寝をした後、再度、焼酎お湯割りからそのままディナーに突入。

あまりに小屋が快適なのでよっぽど小屋に寝ようかと思うが、トシノスケ一人を小屋の外に繋いでおくのは可愛そうなので、小屋裏の草地にテントを張って一緒に寝ることにした。


楊子ヶ宿の裏に
テントを張る

8時には眠りに就き、一度12時頃に眼が覚め、トシノスケとトイレに出る。ちょうど雲とガスが切れたピッタリのタイミングで空にはカシオペアがはっきりと見ることができた。

朝は5時半ころに起床。雲の切れ間から朝日が顔を出す。ゆっくりと朝食や後片付けを済ませ、来た道を引き返す。


楊子ヶ宿の朝焼け


舟ノたわ付近で、吉野から熊野まで奥駆道を全縦走される、と云う2人連れとすれ違う。昨晩は行者還小屋泊で、今日はバテ気味なので楊子ヶ宿までとのこと。一度は奥駆全縦走にチャレンジしてみたいが、とりあえずは、今回のようなコマ切れに全ルートを繋いで見よう。

トンネル西口には14時過ぎに到着。





ピッケル君のアウトドア

























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