北部台高縦走
(伊勢辻山 1291 m)
(国見山 1418.7 m)
(明神岳 1432 m)
(桧塚奥峰 1420 m)

2004年5月2日(日)〜5月3日(月)

参加者: 郭さん、百さん、RINさん、森の音さん、ドンさん


千秋峰


ルート:

1日目

    11:30      12:55      13:30   14:10   15:40    16:40
  高見山大峠 → ハッピノタワ → ハンシ山 → 伊勢辻 → 国見山 → 明神平 (テント泊)

2日目

   6:40    7:00   8:20   9:45
  明神平 → 明神岳 → 桧塚 → マナコ谷




紀行文:

波乱の出発?
いつもの関西山系ネット仲間の総勢14名で、「台高北部縦走&明神平テント泊」の企画が持ち上がった(ピッケル君はこの企画への参加を楽しみに単身赴任の埼玉から帰省?)。

9:00AMに出発地点の高見山大峠に集合、車数台を下山地点のマナコ谷(千秋林道)に搬送する。郭さんは菅谷から木梶山経路でテン泊ポイントの明神平へ向かうため下車。車の搬送から戻ってみると、長時間、大峠で待っていた連中から、「寒いし、天気も悪いので中止にしよぉ〜や〜!!」のブーイング。数名は、明神平への縦走を断念して和佐又山荘へ車で行くとの計画変更。 とは云え裏ルートの郭さんはすでに出発してしまっている。台高完全縦走を計画されていたRINさん、ドンさん、森の音さん、は、予定とおり大峠を出発するらしい。縦走隊は、当初から2泊3日で大峠〜明神平〜池木屋山〜三の公の縦走を計画、あらかじめRINちゃん号を三の公にデポしている。

さてさてピッケル君はどうしよう。。。?和佐又の宴会も魅力だし、北部台高縦走&明神平テン泊も魅力だし。。。。 心が和佐又宴会に決まりかけたところ、重大な事実に気がついた!!下山地点にデポしたピッケル号は裏ルートですでに出発した郭号の後ろに止まっている。 ってことは、郭さんが戻るまではピッケル号は動かせない。 必然の成り行きで、完全縦走隊と一緒に明神平に向かうより選択の余地が無い。完全縦走隊と一緒に出発を決心したら、百さんも参加される、との嬉しい言葉。 よくよく考えてみたら、ピッケル号に百さんの温泉グッズが搭載されていたため、百さんもピッケル君と行動を共にせざるを得なかったようだ。結局、郭さん⇔ピッケル君⇔百さんの3名は運命共同体、一蓮托生隊として明神平に向かわざるを得ない関係だったのだぁ〜!一蓮托生隊として出発が決まったものの、どうしても和佐又宴会隊に未練が残るピッケル君。 よっしゃぁ〜! それやったら、明神平で裏ルートの郭さんと合流したら、郭さんを説得して、そのままマナコ谷へ下山し、その後に和佐又宴会隊に合流する、と云う強行プランを思いつく。結局、完全縦走隊3名、一蓮托生隊2名が大峠から明神平へ向けて出発。

ガス、モヤの中を縦走開始
強行出発したものの、天気はイマイチでガスがかかって、どこもほとんど展望が利かない。 それでも歩き出せば、体も暖まり大峠での強い寒さはさほど感じない。心配した雨も落ちてはこず、雨具を着ずになんとか歩くことができた。心の中は、まだまだ和佐又宴会隊への合流が気にかかる。一方、縦走隊の森さんは、悪天候時の撤退用にサポート隊として郭さんの車を頼りにしている関係上、和佐又宴会へ郭さんを連れ出すのは困るらしい?? そんな複雑な利害関係のまま、一同はガスの中をとりあえず明神平を目指したのである。


台高完全縦走隊は、ガスの中、
大きな荷物を持って出発
ハッピノタワを過ぎ、ガスの切れ目に伊勢辻山が


ガスも少しずつ晴れてきた!
樹林帯の中を1時間半ほどガスに囲まれながら歩くと、ハンシ山へ。そろそろ伊勢辻山が見えてくるハズと思っていると、強風にガスが流されて一瞬の晴れ間に伊勢辻山が見えてきた。展望が出てくると、だんだんモチベーションが上がってくる。

地蔵谷頭から一踏ん張り、登りきると伊勢辻、そして伊勢辻山へと到着。伊勢辻山は展望が良い、との情報やったのに、やっぱりガスで遠望は利かない。それでも、これから向かう、赤ゾレ山〜国見山〜水無山へのルートは見える。もうゴールの明神平も射程距離圏内。


伊勢辻山からの景色
手前から赤ゾレ山、国見山、水無山
赤ゾレ山から下りた縦走路にある小さな池


伊勢辻山を下ると、縦走まき道から左手に赤ゾレ山へのルートが分かれる。この時点で先頭を務めていたRINさんは、何の迷いも無く、赤ゾレ山へのルートを選択。結構の急坂に重たいザックでヒィーヒィー云いながら登る。赤ゾレ山でもさほど展望はアラヘン、森さん曰く、「縦走はピークを踏まんと。。。。」。 やっぱりこの人達らは只モンとチャウ!

赤ゾレ山から下りると、すぐに元の縦走路と合流。ここには小さな池があり、風情がある。 あたりは鹿ノフンがいっぱいで、ドンさんは、ここで鹿ノ角をゲット!大きさも丁度良く、家の飾りにより、漢方薬の材料に良し???

裏ルートの郭さんと、バッチリ遭遇!
さてさて、裏ルートの郭さんは、どこで待っているんヤロカ? 完全縦走隊&一蓮托生隊よりも出発時刻が1時間も早いし、単独だから、きっと明神平に着いとるんとチャウカぁ〜?などと会話をしていたら、馬駆ヶ辻で、「おぉ〜RINちゃんやないけぇ〜!!」、といつものようにボリュームの大きな郭さんの声。なんたる偶然、1分の差異もなく、裏ルートの郭さん、縦走隊&一蓮托生隊がばったり合流! これも、不思議な「運命共同体」のなせる業やろうかぁ? それとも「赤い糸」で結ばれとるんかも知れん?

なにわともあれ、これで、「完全縦走隊」&「一蓮托生隊」&「裏ルートの郭」が一同に会し、ますますパワフル度を増して、本日のテン場の明神平へと向かう。

早速、郭さんを誘惑して、和佐又宴会隊への合流計画を持ち出すが、「この時間からは無理やでぇ〜」、「明神平のテン泊の方がよっぽど楽しいぃでぇ〜」とあっさり説得されてもうた。

百さんも、ピッケル君も長い行程に疲れていたし、もうビールを飲むのが我慢できヘン。仕方が無く、和佐又宴会隊への合流断念を決定。縦走隊の森さんは大喜び!!。


最高のテン場で小宴会
明神平は、テント泊のベストロケーションで、多くのテントが張ってある。ピッケル君も3年ほど前に、Shunki、マーオ、トシノスケと大又から入ってテン泊経験がある。多くの人々は、山小屋前などにテントを張るが、そこは台高・大峰を知り尽くした郭さんの案内で、人気も少なく、風裏となるベストポイントにテントを張った。

雨上がりのテン場周辺 朝もやの桧塚奥峰前

テントを張り終えると、早速宴会の開始。今日は天気がイマイチなので、テントの中での宴会となる。ワイドサイズのRINちゃんテントに6名が集合し、各々、持参した食料を出し合って、ビール、焼酎で小宴会。やっぱり、このメンバーが集まると宴会なしでは語れない。完全縦走隊は翌朝、早くに出発が必要なので、早い時間にお開きとする。

縦走隊と分かれて千秋峰へ
明神岳で、三の公へ向かう縦走隊と固い握手でお別れ、意思と決意に満ち溢れた縦走隊の無事の山行を祈り、一蓮托生隊はマナコ谷への下山ルートへ向かう。この桧塚下の千秋峰はササ原の景色が最高!!。昨年、トシノスケと壮大な景色を堪能した想い出の場所(山行記へ)。ここではガスも晴れて、昨日、郭さんが登った木梶山へ至る梅尾根ルートが見渡せる。


千秋峰から梅尾根方面を望む トシノスケと同じシュチエーションで感涙に浸る百さん


何回来ても、ここの景色は最高。一蓮托生隊3名で、「えぇ〜なぁ〜」、「来て良かったな〜」、「和佐又宴会隊にも見せてやりたかったな!」などと、絶景に感涙を流しながら歩く。

みのやで温泉、和佐又宴会隊と合流
千秋峰の絶景とお別れして、ここからは1時間ほど長い桧植林隊をダラダラと下り、デポ地のマナコ谷に到着。

みのやで汗を流して、和佐又宴会隊に連絡を入れると、2 kmほど下がったところで、お昼寝中とのこと。早速合流して、お互いの情報交換。
楽しい会話を楽しんで、帰路についた。



ピッケル君のアウトドア






























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